abandonとre-learn
私は最近つくづく後悔することが多くなった。それは何事も知らず知らずのうちに「自分本位」で物事を考える癖があるようなのだ。コミュニケーションもその典型で、気がつかないうちに自分本位に解釈していることが多いようだ。 ピーター・F・ドラッガー博士の提言で、「役に立たないものは思い切って捨てる(abandon)良いものは学び直す(re-learn)」。これもなかなか実行できないが、自分本位の解釈こそ役に立たないもので、複数の意見を聞く耳を持つことがre-learnなのだと最近つくづく思うようになった。弊社の創業社長が亡くなってから3年後に行った50周年を立案した時、山崎製パンの飯島社長に一喝された時の言葉「その内容は君一人の考えですか。これに拘る色々な人の意見をまず聞くべきでしょう」。自分本位を見事に喝破され、私は必死になって大勢の方から話を聞き、アドバイスを得た結果、皆様のご支援により宴は大盛会となった。先月10日、日本パン菓新聞社は創業57周年を迎えることができた。 abandon/re-learnの精神で学習力、知識力を更に磨きlearning powerを引き出し、業界の発展に少しでもお役に立てればと願っております。