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コラム 三寒四温

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アラン・デュカスとシャネル

 世界的な著名シェフ、アラン・デュカス氏とシャネルが組む異例のコラボレーション・レストランのプレオープンが、12月4日の世界最大級「シャネル銀座ビルディング」グランドオープンに先駆け、11月30日、関係者約50名を招待して行われた。招待客のためだけに、一階と二階に展示されたシャネル銀座店オリジナル商品と最新のバッグ、靴、コート、スーツなどが、お披露目された。
銀座が一望できる快晴の同日、案内された屋上のテラスでアラン・デュカス夫妻に迎えられ、1995年のPommery Cuvee Louiseで乾杯。10階にある「BEIGE」(ベージュとはシャネルのシンボルカラーの一つ)と名付けられたレストランで至福のランチをいただく事となった。
 特別なこの日の最初のメニューはカリフラワーのカプチーノ。京都で特注したぐい呑みより少し高い位の桐素材に漆を施したカップの中に、小ぶりのスプーンを入れてひと口、おもわず家内と見つめあい笑ってしまった。笑うしかないのである。この美味しさは何なのだろう。ふた口目はもどかしく手にとり一気に口に含んでしまった。美味しくいただくには作法は無用だ。
 二皿目はパートフィローといわれる春巻きのような、紙のように薄い生地をまるめた中に、細長く切った、フランス・ラウンドウル地方のフォアグラが上品に巻かれ、ヒメりんごのローストと極細にスライスされたりんごとりんごソースが可愛らしく添えられている。パートフィローに巻かれたフォアグラを手に取り、パリパリといただく。これは何という事だ、油臭さも無く、何の抵抗も無く舌に溶けていくこの食感「ああ、美味しい」一人心の中でつぶやく。
 絶品のパンはメゾンカイザーのシリアルブレッドとミニバゲット、他にBEIGE特製のデニッシュ。メインのエゾ鹿のローストの後のデザートは、グレープフルーツのタルト、抹茶、ライチ、グレープフルーツのシャーベットのせ。小菓子はミオンディーズ(小さなデザート)キャラメルとバニラのシュークリーム、クッキーとチョコレートと木苺のミルフィーユ、オレンジのムースとエスプレッソで3時間が終了した。
予約は取りづらいとの事だが、是非一度お洒落をして出かけてみてほしい。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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