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コラム 三寒四温

弊社の週刊紙「速報・製パン情報」から、好評の三寒四温をご紹介。
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えんどう豆のすり流しうどん

 久しぶりに「さぬきや」へ家内と出かけた。今回もまた酒に合った季節の創作料理が堪能できた。最初の酒は「会津娘」の吟醸で、肴は胡瓜の古漬けと厚めに切った蓮根の天ぷらを湯浅の生醤油でいただく。「この会津娘にはオリエンタル酵母の北嶋常務がはまっていますよ」と若旦那。次の肴は泉州水茄子の生をダイス状にカットしたものを千切りの大葉で和えただけのシンプルな一品、それに高糖度トマトのスライスと加賀太胡瓜のスティックには仙台味噌を少しのせて会津娘を飲る。舌に少し渋みが残る感じだが喉越しは絶妙でクイクイ入る。旬の野菜に合う酒だ。
 間髪を入れずに新潟の「村祐」の大吟醸が三種出てきた。雅、妙、冴。肴は明石の生蛸の湯引きに南高梅の梅汁と大葉の千切りがけ。雅、妙とフルーティーな二種を飲み干し、最後に冴を口に含むと少し重く感じるがしっかりとしたこの村祐三姉妹が生蛸の湯引きを胃に送り込んでくれる。
 締めのうどんは福島産のえんどう豆を使用した2005年春の新作「えんどう豆のすり流しうどん」だ。若旦那いわく、えんどう豆の甘さと美味しさは桜前線の様に北上していて、今は福島が食べ頃だという。とにかく美味い、今までに無い食感!なんという甘さ!厚めにスライスされたうどをかじりながら、えんどう豆のヴィシ・ソワーズに浸った極上のうどんをすする。見事な朱色に茹で上がった車海老が一本添えてある。プリプリ、サクサク、シコシコと三つの食感が溶け合う。
 デザートの酒は静岡の大吟醸「初亀」。華やかな香りとまろやかな入りの良さが、これでもかとおまけで出てきたイチボの一口ステーキと相まって思わず笑顔がこぼれる。「さぬきや」へ五感を磨きに出かけてみませんか。
 電話 03-3314-4488(中央線・高円寺)

水無月

 冬は枯れ芝、春は若芝、夏は青芝と芝には三つの季語がある。草木の緑はますます色濃くなり、照りつける初夏の日差しが青芝に反射して肌を焼く。毎年訪れる梅雨の中休み。キラキラと輝く青芝のある公園や競馬場で弁当を広げる恋人同士や家族連れが目立つのもこの頃だ。梅雨の無い北海道はゴルフシーズンが始まる。フカフカの絨毯の様なフェアウェイ、手入れされたグリーンと刈り込みの入ったラフは緑の匂いが心地良い。
 早いもので二〇〇五年ももう六月、その異称は「水無月」陰暦の六月を指し、梅雨が明けて激しい陽差しに水が涸れることからそう呼ばれる。その六月三日にお中元第一号が届いた。お中元が届くと夏がやってきた実感が沸く。時がこんなに早く流れる様に感じるのは仕事が忙しいからなのか・・・?
 ゴルフの付き合いもこの時期多くなる。海外や国内出張の合間を縫って二ヶ月先まで土曜日は予約が入っている。胸を張って青芝のフェアウェイを歩きたいものだが、練習嫌いの私には無理な話かもしれない。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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