カウントダウン
我々製パン関連業界に携わる企業人として、一年で最も忙しいクリスマスシーズン。この時期何気なく店内や自宅に飾るクリスマスツリーは、実はキリスト教以前の時代に冬至の魔除けとして常緑樹を家の中に飾った習慣がその起源だったと知って驚かされた。当時は王侯貴族や上流階級の人たちが飾っていたらしいが、その後市民にも普及して、リンゴ・ホスチア・レープクーヘンなどと、様々な色を塗ったナッツを飾ったという。ホスチアとはキリストの体を表す薄くて丸い種なしのパンのようなもので、リンゴはアダムとイブを想起させ、それを吊るした木は楽園の木を、レープクーヘンなどの甘い菓子は神の恵み、ナッツは神の計り知れない御心を表し、紐を付けてツリーに飾ったという。
日本パン菓子新聞十二月十五日号でクリスマスケーキ特集をしたが、各社趣向を凝らしたケーキを揃えているようだ。今年のクリスマスは三連休であることから例年よりニーズも高まり、売上増に結びつくに違いない。
日本パン菓子新聞十二月十五日号でクリスマスケーキ特集をしたが、各社趣向を凝らしたケーキを揃えているようだ。今年のクリスマスは三連休であることから例年よりニーズも高まり、売上増に結びつくに違いない。