ブイヤベース
抜けるような青い空、水平線まで続く碧い海。風と遊んでいるかのようにカモメ達が優雅に上空を舞っている。数千本のポールがひしめきあうヨットハーバー。桟橋の前は新鮮な魚と切花の朝市でにぎわっている。そう、ここはフランスの海の玄関口、マルセイユ。町並みを振り返れば燦々と朝日を浴びた赤レンガの屋根にある無数のマントルピースから白煙がたなびき、青い空に溶けてゆく。時折、顔をなでる海風が肌寒く感じられるけど、陽だまりのバールで飲むエスプレッソが、心も体も温めてくれる。そうだ! ブイヤベースを食べなくては。4年前に家内とここに来た時は、アルルからパリへ戻る列車の少ない乗り替え時間の合間に、旧港のレストランで急いで食べたから、今度はゆっくり味わってみよう。
「オヤッ、裸のバゲットを持っている人が沢山いるな」と、バールを出ると3軒隣がブーランジェリーだった。一番、焼き色の良い一本を買い求めて、ブラブラと海岸線の景色を楽しみながら、焼きたてのバゲットにかぶりつく私。明日はアルルでイースターです。
「オヤッ、裸のバゲットを持っている人が沢山いるな」と、バールを出ると3軒隣がブーランジェリーだった。一番、焼き色の良い一本を買い求めて、ブラブラと海岸線の景色を楽しみながら、焼きたてのバゲットにかぶりつく私。明日はアルルでイースターです。