南仏の田舎料理
「この料理、ひと口食べてから目をつむって、感想を言ってくれる?」
「まあ、どこの料理かしら。麦ご飯に、お肉と人参とか野菜がゴロゴロ入った煮込み料理ね。ウン、ン? あっ、これ大麦ね! ツルッとしている食感、リゾットみたい。ブイヨン味の牛肉は良く煮込まれていてとても柔らかいわあ。ああ、プロヴァンスを感じるわ」
「バカ言ってるなよ」
「だって南仏から帰って来てから、初めて作ってくれたお料理だもの。ズバリでしょ」
「そうなんだ。アルルから南へ50km程行った山あいに、“ゴルド”という“天空の町”との異名もある素晴らしく美しい町があってね。そこの伝統的な田舎料理なんだ。大麦以外は日本の食材だけどね」
「このパンはポンパドウルのパリジャンでしょ。良く合うわね」
「そうなんだ、モッチリしたバゲットが出てくるのかと思ったら、意外とソフトな焼きのカンパーニュが薄切りで出されていたんだけど、お皿にこすり付けてキレイに洗ってしまったよ(笑)」
「この、オリーブのしぼりカスで作った“タプナード”もパリジャンに良く合うわ」
「オイ、僕の分もとっておいてくれよ。うちの近所には、ポンパドウルはないんだぜ」
「私も、又、南仏へ行きたくなったわ」
「石畳の迷路のような小路にポツンとある小洒落た小さなレストランの軒先のテーブルで、道行く人達をながめながら飲んだサングリア」
「そうそう、そこのお店のパエリア、とてもおいしかったわ」
「いつか二人で、又、訪れてみたいね」
「まあ、どこの料理かしら。麦ご飯に、お肉と人参とか野菜がゴロゴロ入った煮込み料理ね。ウン、ン? あっ、これ大麦ね! ツルッとしている食感、リゾットみたい。ブイヨン味の牛肉は良く煮込まれていてとても柔らかいわあ。ああ、プロヴァンスを感じるわ」
「バカ言ってるなよ」
「だって南仏から帰って来てから、初めて作ってくれたお料理だもの。ズバリでしょ」
「そうなんだ。アルルから南へ50km程行った山あいに、“ゴルド”という“天空の町”との異名もある素晴らしく美しい町があってね。そこの伝統的な田舎料理なんだ。大麦以外は日本の食材だけどね」
「このパンはポンパドウルのパリジャンでしょ。良く合うわね」
「そうなんだ、モッチリしたバゲットが出てくるのかと思ったら、意外とソフトな焼きのカンパーニュが薄切りで出されていたんだけど、お皿にこすり付けてキレイに洗ってしまったよ(笑)」
「この、オリーブのしぼりカスで作った“タプナード”もパリジャンに良く合うわ」
「オイ、僕の分もとっておいてくれよ。うちの近所には、ポンパドウルはないんだぜ」
「私も、又、南仏へ行きたくなったわ」
「石畳の迷路のような小路にポツンとある小洒落た小さなレストランの軒先のテーブルで、道行く人達をながめながら飲んだサングリア」
「そうそう、そこのお店のパエリア、とてもおいしかったわ」
「いつか二人で、又、訪れてみたいね」