大還暦
「人間50年、下天のうちに比べれば、夢、幻の如くなり」と、織田信長が本能寺の変で燃え盛る部屋の中、一人舞って絶命されたという有名な下りの〝人間50年〟は当時の平均寿命でもあったようで、ましてや本卦還りのお祝いの還暦まで〝長寿〟すれば、それはそれは大騒ぎで、当時は魔除けの意味で赤色の産着に使ったのを生まれたときに還る意味で赤頭巾やチャンチャンコを贈って祝ったらしいのですが、今でも一部の地方ではこの習慣は残っているらしく、時たまネットの動画サイト等で赤いチャンチャンコを着て満面の笑みのおじいちゃん、おばあちゃんも見かけます。現在、社会では会社での定年や第二の人生としての再スタートの目途として還暦が祝われるのだと思われます。四年前の私の時は人生60年の感慨はさほど感じられなかったものの、お祝いは盛大に、とは言っても仲の良い友人たちを招いての食事会で、楽しい主役としてのひと時を過ごしたものです。さすがに赤いチャンチャンコは着ませんでした。
そして時は流れ、今年の6月10日には家内が還暦を迎えます。バツイチ同士の私たちには4人の子どもと11人の孫がおります。そして家内の兄弟も含めての還暦パーティーの幹事は長男が取り仕切るのですが、ナンか、私も今からワクワクしております。家内の泣き顔と思いっきりの笑顔を想像してしまうので……。
家族のキズナの楽しいパーティーの企画は、そろそろ子どもたちに任せることにしましょう。子どもたちにとやかく文句を言う役のそろそろ引退時期が迫ってまいります。好々爺になるのも、時の流れかな。夫婦そろっての還暦は、合わせて120歳超えの大還暦が、今流行りの引退の〝一定の目途〟になります。
そして時は流れ、今年の6月10日には家内が還暦を迎えます。バツイチ同士の私たちには4人の子どもと11人の孫がおります。そして家内の兄弟も含めての還暦パーティーの幹事は長男が取り仕切るのですが、ナンか、私も今からワクワクしております。家内の泣き顔と思いっきりの笑顔を想像してしまうので……。
家族のキズナの楽しいパーティーの企画は、そろそろ子どもたちに任せることにしましょう。子どもたちにとやかく文句を言う役のそろそろ引退時期が迫ってまいります。好々爺になるのも、時の流れかな。夫婦そろっての還暦は、合わせて120歳超えの大還暦が、今流行りの引退の〝一定の目途〟になります。