日本パン菓新聞社は、2012年に創業65周年を迎えるにあたり、その前夜祭として来る11月10日に、世界25都市で創作日本料理店NOBU RESTAURANTS(ノブ・レストランツ)を経営する松久信幸氏と、ニューヨークNo.1の人気ベーカリー、Amy´s Bread(エイミーズ・ブレッド)オーナーシェフのエイミー・シャーバー女史によるトークと料理の会を、東京都港区のNOBU Tokyoを貸し切りにて開催することになりました。松久信幸シェフはご存じ通り、俳優のロバート・デ・ニーロさんとの共同経営でNOBU New York City を1994年にオープンしていますが、Amy´s Breadはその2年前の1992年9thアベニューのヘルズキッチンにてエイミーさんと5人の仲間により産声を上げました。今ではNew York Cityで、とても有名なおふたりの、パンと料理にかける熱い思いと経営哲学、そしてホスピタリティーなど、台本なしの本音で対談していただきます。そしてディナーではこの日のために焼き上げるエイミーさんのパンで、松久さんは独創的な料理を作り上げて皆様にご提供いたします。ヴーヴクリコのイエローラベルと2007年産のニュートンアンフィルタードカベルネソーヴィニヨンとシャルドネは、おふたりのコラボされた独創的な料理のよい引き立て役となるでしょう。当日は、ご自身の五感をフル稼働させ、さらなる感性を磨いていただけたるものと確信しております。世界的に高名なNOBUさんとエイミーさんの対談をすばらしい料理と共に味わう絶好の機会を、ぜひお見逃しなくご参加くださいますようお願い申し上げます。詳細は弊社ウェブサイトをご覧ください。
このディナーに、読者プレゼントで一組お二人様をご招待いたします。会社名、役職、お名前、電話番号、FAX番号を記入の上、sugata@panka-shinbun.co.jpまで「NOBU希望」と送信ください。締め切りは10月28日、発表はご招待状の発送をもってかえさせていただきます。
全日空が加盟しているスターアライアンスのマイレージを貯めている都合上、出張の玄関口は、ほとんどの場合、羽田が多いですね。先月、和歌山でカワグループを経営する株式会社カワ・川良弘社長の三女、弘美さんの結婚式が大阪の帝国ホテルで執り行われました。もちろん、羽田―大阪間は全日空で行ってきたのは言うまでもありません。
私と家内は、以前、川社長と弘美さんと二女の友里さんとの5人で海外旅行を2~3度ご一緒しているご縁で、2人揃って披露宴に招かれました。晴れの日、それはそれは花嫁衣裳の着物に包まれた弘美さんの美しいこと。いやいや、本当に可愛い! 思いっきり、幸せいっぱいの笑顔は、2度のお色直しのあった宴が終わっても消えることはありませんが、父親は少しうるうるしていたかな。
翌日は、川社長とご一緒に徳島から駆け付けたパパベルの辻社長と仙石さんと私の4人で、宝塚のゴルフ場で親睦を深めました。ゴルフを終えて、川社長に送っていただいた伊丹空港から18時発の全日空に乗り、早いもので19時30分にはモノレールの終着、浜松町駅に着きました。駅ビルを出て左に折れると真っ赤にライトアップされた東京タワーがドーン! と見えてきます。東京タワーを見上げながら100mほど大門へ歩けば、羽田帰りの夜のお楽しみ、串焼きの煙が待ち構えています。
「秋田屋」創業は昭和41年、モツ煮と焼きトンの老舗であります。店前にビールのプラスティック箱を重ねたテーブルを囲んで、ビールやレモンサワーのジョッキをあおる会社帰りのサラリーマンやOLに、串焼きの煙が絡み付きます。秋田屋は、店内にも20人ほど座れるテーブルがありますが、天候が良ければ〝外で立ち飲み〟がベストです。と言う訳で、私の好きな定位置は、焼き場の脇の奥行15㎝、横の長さ100㎝ほどの道路側につくられた小さなカウンター。振り向けば東京タワーが、道行く歩行者はチラ見で通り過ぎます。
「今日の自分に、ご苦労さん」そんな気分の、ジョッキビールと焼きトンです。
〝つるべ落としの秋の夕暮れ〟素敵な言葉ですね。以前に、このコラムで〝春は行きつ戻りつやってくるが、秋はストーンとやってくる〟と書きました。まさに、井戸に落としたつるべがストーンと落ちて行く様が、アッと言う間の季節の変わり目を表現しています。先人たちは言葉を、文字を美しく表現するセンスに長けていました。
六本木一丁目に引っ越してこの10月で家内と〝約束〟した2年が経ちます。「東京タワーの見える家に住むのが私の夢」と無理を聞いてもらって、2年間だけの都会生活を堪能しました。家内も、愛犬リュリュもマーキングをたくさんしたスペイン坂や霊南坂、さくら坂などのお散歩コースは良い想い出となることでしょう。
新居は杉並区の下高井戸で、電車は京王線です。ゴルフ仲間の星野さんが経営の、ベーカリー店舗経営をプロデュースする〝ダイユー〟は徒歩3分のおとなりさんです。下高井戸の商店街は、小さな商店がひしめく、どちらかというと学生街の雰囲気で、日大の文理学部も近くにあります。〝中華定食〟と暖簾に書かれた定食屋さんや、朝から営業していて焼き魚定食やハンバーグライスが人気の〝飯や〟、昔ながらの居酒屋、お好み焼き、タコ焼き屋は、なぜかたくさんあります。魚市場もあります。六本木界隈とはひと味もふた味も違ったスパイスが感じられる、庶民派の町ですね。環状7号線の踏切で時々遭遇した緑色の電車の、世田谷線の始発駅でもあります。
10月31日からは日本パン菓新聞社の事務所もこちらに引越しです。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。