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コラム 三寒四温

弊社の週刊紙「速報・製パン情報」から、好評の三寒四温をご紹介。
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ご自愛を…

めっきり涼しくなってきました。
相変わらずの“ランチ・ドボン”は昨日で30連チャンです。
なぜこうも毎日まいにちフラッと入る店のランチがまずいのか。
ですから外出先でのフラッとランチは立ち喰いそばに限ります。

永六輔さんが30年ほど前にラジオで教えてくれた「かろのうろんや」
これは福岡中洲そばの有名店ですが、実にうまかった。
ラジオを聴いた翌週、偶然福岡に出張があり、空港から直行しました。
店名の語源は「角のうどん屋」ですね。

そうなんです。繁華街でちょいと角を曲がれば、
そこには手軽な値段で空腹を満たしてくれる
立ち喰いのうどん・そば屋があるのをお忘れか! という事ですが、
これはあくまでも立ち喰いそばの有名店での話。
「手打ち蕎麦○○」なんてもっともらしく
藍色の暖簾を出しているそば屋こそ
正直、味・品質の悪さにがっかりする事が多いんです。
値段が高いのに二度驚かされ、ホスピタリティの低さに
三度驚かされる……なんて事、皆さまも経験があるでしょう。

「至福のマリアージュ、極上のハーモニー。あぁ幸せ~」と、
子供が学校から帰宅するまで束の間の女子会(?)なら値段は二の次、
しかも雰囲気が良くて女心をくすぐるイケメンのシェフがいれば
「今日のランチは最高だわ~」といったところでしょうか。

しかし我がご同輩のワンコインランチではこうはいきません……よね。
今日はかき揚げにゴボウ天ものっけちゃえ! てね。ささやかな贅沢です。


夜の帳が降りるのを待ち切れずにグラスを傾ければ
蝋燭の炎が君の瞳の中で揺れている。
小さく乾杯。ヒロミ・ゴーの歌が脳内BGMで流れます。

♪ オクセンマン オクセンマン~ ♪

こうしてわがままに時間を使う贅沢を“くつろぎ”というのでしょうか。
ランチ・ドボンの私にできるディナーのせめてもの楽しみは、
冗談バトルも賑やかに、我が家で楽しむ
ワインとパンとチーズのディナーです。
もちろん蝋燭の炎が揺れる瞳の持ち主は、奥さんでーす。

秋の夕暮れ。曲がり角の吹きだまりには、
まるで箒ではき集められたかのように
色づいた落ち葉の小山ができていました。

秋の冷たい風は温度計と、
ほんの少しの持ち株の株価まで冷えさせます。
お財布共ども、皆様方におかれましては
風邪など引かれぬよう、ご自愛下さいませ。

ブレない姿勢

農林水産省を久し振りに訪問しました。


「農林水産省」と墨書された達筆な看板は、重厚な歴史を物語る“番人”でもあります。揮毫されたのは時の農水大臣、中川一郎氏。時は流れて御子息の中川昭一氏が政務官と二度の農水大臣を務め上げられ、今まさに夫人の中川侑子(ゆうこ)さんが農林水産大臣政務官として登庁しているという流れは感慨深いものがあります。しばし目を閉じて看板に一礼し、歴史に思いを馳せながら玄関をくぐり、政務官室を目指します。

弊紙は三度、農水大臣の単独インタヴューを行っています。その内の二回は故・中川昭一元農水大臣の時でした。最初のインタヴューのあとにポンパドウルの三籐社長にご協力を仰ぎ、オーガニック・サンドイッチの試食会を大臣室で行ったり、武部元農水大臣の時には中川昭一元農水大臣から引き継がれた米と米粉を使用したパンの試食会を行うなど、現在ではごく普通に流通している米粉入りのパン、洋菓子などを大臣室より研究・発信させていただきました。

中川侑子農水大臣政務官は満面の笑みで我々取材陣を歓迎してくださいました。窓際に飾られた色とりどりの蘭の鉢植えに多くの支持者からの期待が感じられます。インタヴュー記事は日本パン・菓子新聞10月15日号に掲載されますので割愛させていただきます。インタヴュー終了時には98年7月にご主人が初入閣された時の閣僚集合写真をはさんでの2ショットを撮影させていだだきました。

思い起こせば中川昭一元農水大臣がケニア共和国を訪問した際にご一緒させていただいた事が大切な思い出として、いつも心の中にあります。
(三寒四温「ケニア」パート1~4をご参照ください)

お義父様、ご主人の意思を受け継ぎ、そして党肝いりの政策である「攻めの農林水産業実行本部」副本部長として、TPP対応では「国益を守れない時は撤退も辞さない」という、ご主人ゆずりのブレる事のない姿勢で日本の農水行政を力強く牽引して下さい。

明日があるさ

久し振りに電車に乗って車内を見回すと7~8割の乗客がスマホをいじっています。この光景、もはや日常茶飯事とはいえ少々滑稽ですね。私は持っていませんから電車内での楽しみは人間ウォッチングです。

色々な事情があって、たまたま乗り合わせる車内は実に人それぞれ。ひたすら器用にスマホを操作している右隣のOL風の女性はガムをクチャクチャと音をたてて噛みながらナーンも考えないでゲームに夢中です。かたや左隣の小太りの若いサラリーマンはだらしなく足を組み、前でつり革につかまりながらスマホをしている女子高生にときたま睨まれています。ドアにもたれている人、床に座り込む人…。いずれも独りニヤニヤしながらスマホをいじっている異様な車内の人間ウォッチングのテーマは、

この人の家族構成は?
恋人はいるかいないか? 性格は?
どんな仕事に就いているのかな?



……あー疲れた。何の得にもならない憶測はやめて、目を閉じてリラックスしますか。と思ったその時、向かい側の座席の右端にナント、紀伊国屋書店のブックカバーが掛けられたハード装丁の本を身じろぎひとつせずに読む二十代半ばの見目麗しき女性を発見しました。ショートカットで知的な小顔に切れ上がった眼が印象的です。白いブラウスに紺色のプリーツスカートという上品なコーディネートもよく似合っています。


ああ、なんて清楚で美しい光景なんだろうか
そこだけがバリアされて異次元空間のごとく光り輝いて見えるのは私だけなのでしょうか。目を閉じながらも時たまチラ見してしまう自分が恥ずかしい…。それにしても車内で本を読む仕草が、これほど美しく新鮮に思えるとは!

“次は代田橋~”と車内アナウンスがあり、電車がスーッと停車し、
ドアが閉まり、再びゆっくりと加速する。そしてチラ見。


降りてない!
なんだか幸せな気分になりました。


“次はササヅカ~ 笹塚です”
もうドアが閉まっても我慢して寝たフリをしよう。そして終点の新宿に到着。おもむろに目を開けて右端を見れば   杖を持ったおばあさんがヨイショとばかりに腰を上げています。そうか、笹塚で降りたんだな。いいや、席を譲って場所を移動したのだろう。今日は何だか清々しいな。
(腰痛は相変わらずだけど)


さて私もヨッコラショと。
坂本九さんの名曲『明日があるさ』を口ずさみながら、いつか又、会えるラッキーな日を思いつつ、おじさんは地下鉄に乗り換えたのでした。

大統領選挙

パプアニューギニア独立国(PNG)の39回目となるナショナル・デーが9月16日、東京のホテルニューオータニで開催されました。今年は今話題の液化天然ガス(LNG)が同国より日本へ初めて供給された記念の年でもあります。6月3日には同国よりLNGを積載したタンカーが日本到着を記念するにあたり、オニール首相がタンカー到着式典へ出席するために来日するなど、日本とPNGの外交関係は、さらなる発展にむけて今後も友好が深まっていく事でしょう。


「パンが大好きなんですよ」

と以前、全パン連のパーティーで楽しいお話を交えて祝辞をいただいた中山泰秀代議士は第二次安倍改造内閣で外務副大臣にご就任されました。「今日のメインゲストは中山先生かな」と思いながらガブリエル特命全権大使のスピーチを聞いていると、モロッコ王国のアルール駐日大使と目が合って手招きされるので、家内と2人して隣へ行くと、ナイジェリアの大使夫人を紹介してくれました。そうなんです、弊社の企画する「大使夫人の手づくりパンと料理」は、こうした人間関係で「友達の輪」が広がっているのです。今日はアンゴラ共和国のジョアン・ミゲル駐日大使も紹介していただきました。

久し振りにお目にかかれると楽しみにしていた中山外務副大臣はお越しにならないという事もあり、パーティーは半ばで六本木のレストランへ場所を移動して、アルール大使とミゲル大使、そして家内と4人で楽しい会話とワインを楽しみました。もちろんアンゴラ駐日大使夫人の「手作りのパンと料理」の取材もしっかりお約束をいただきました。

「大使」と言えばチュニジア共和国の前駐日大使のヌルディーンさんはアラブの春の発祥地で、世に言うジャスミン革命により帰国されたのですが、このほど11月23日に予定されているチュニジア共和国大統領選挙へ正式に出馬表明されました。そんな情報を把握していなかった私はまさに大統領選挙戦真っただ中の10月30日にチュニジアを訪問するのですが、

「忙しいから来年にしましょう」
と電話で話すと、

「問題ないから必ず来なさい」
と念を押されてしまいました。

お会いするのも楽しみですが、大統領に就任されたら、ものすごい事ですね! ヌルディーンさんが大好きな日本の食パンをお土産にたくさん持っていきますよ。

バイブルスタディ

クリスチャンビジネスマンとして国内外で高名な山崎製パンの飯島延浩社長が責任役員を務める「池の上キリスト教会」で日曜礼拝の始まる1時間前に毎月2回のペースで聖書の学びから自身が感じとった解釈をレポートにまとめて朗読する聖書の勉強会“バイブルスタディ”が500回を数えました。22年間におよぶこのバイブルスタディを飯島社長は欠かしたことがありません。


その記念会は9月6日土曜日に池の上キリスト教会にて同じく責任役員を務める三木晴男氏が経営する、玉の肌石鹸本社内の音楽会の会場にもなるほどの大きなサロンに場所を移して、飯島夫妻の金婚を祝う会も兼ねて開催されました。

「生命の道とローマ人への手紙」12章9節
愛に偽りがあってはなりません。
愛を憎み、善に親しみなさい


と題された500回目のバイブルスタディの朗読を終えて、飯島社長は感慨深げに語りました。

バイブルスタディを始めるにあたって、まず出だしで躓きました。2~3回くらいで困ったことに疲労がひどく仕事になりませんでした。しかし、実体験に基づいた教えから導かれたのです

会社の中で命の道について12年間続けて歩んだ試練があったからこそ、私は“力”を発揮するために祈り求めて限界を抜けるために努力することができたのです。問題、課題があるのは当たり前のこと、まず試練に出合うことは絶好のチャンスであり、それを喜びととらえて祈り求めました



斯様にバイブルスタディを通して試練を乗り越えてこられました。そして同時にハレの金婚を迎えられたのは、誰よりも熱心な聞き手でいらっしゃるご夫人が寄り添っていらしたからではないでしょうか。

教会や社内外でもバイブルスタディを通して神様の教えの“種まき”をされている飯島社長は、まさに聖書と共に生活している“証”です。ですから教会でも仕事でも豊かな結実があるのでしょう。

1000回のバイブルスタディが開かれるために、まだまだ頑張っていただきたいと願います。


弊社社長 菅田耕司のコラム


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