バックパッカー
絵本のようなパッケージが可愛い帝国ホテル製のチョコレートBOXは、開くと新装された東京駅丸の内駅舎の全景が飛び出す仕掛けが凝らされていました。思わず童心が呼び戻されます。このチョコレート、少し前に頂いたものを冷蔵庫にしまってあったのでおいしくいただきました。コニャックに合うんですよね、チョコレートは。
先日、シャネル社のリシャール・コラス社長にご馳走になったレミーマルタン社のルイ13世とはいかぬものの、手持ちのヘネシーXOを家内と楽しみました。さすがにヘネシー、酔い心地がハンパじゃありません。ついつい飲み過ぎて半分残っていたボトルですが2人で乾杯を重ねるうち空にしてしまいました。もちろん帝国ホテルの“飛び出す東京駅”に入っていたチョコも完食、BGVで流していた2時間ドラマの楽しかった事といったらなかったですね。「これ、日本語?」
……少々飲み過ぎたようです。
先日、ハワイのアロハタワー先にある「パーティ・シティ」にて、開くと飛び出す絵本に音楽も鳴るバースデーカードを発見しました。
中でも犬が
「♪~ワワワンワン・ワンワン~ワワワンワン・ワンワン~」
これ、何だと思いますか? 犬がハッピーバースデーを歌っているんですよ。帰国翌日、さっそく家内のバースデープレゼントの中に忍ばせて皆の前で渡したところ、昨年亡くなった愛犬を想い出したのか、目頭を熱くして涙があふれていました。
パーティ・シティでは他にもポップアップの楽しい仕掛けが施されたカードがたくさんありました。つまみを引くと絵が変わるものや、カラフルな折り紙のような鳥が今にも翼を広げて飛び立ってしまうものなど。そういえばゴム仕掛けで本を開くとパタパタと飛ぶ鳥や蝶などは、以前日本の百貨店の文具売場やマジック用品でも売っていて購入した記憶があります。
高度なテクニックを駆使して作られたポップアップの絵本を大事にコレクションしていたら、「なんでも鑑定団」に出品できたかもしれませんね。特に私の記憶の中には、光にあてると妖精が現れたり、クルクル回すと風景が変わる、まるで汽車の旅をしているような不思議な作品がたくさんありました。という事は、私は幼少の頃にこれで一人遊びしていたのでしょう。ですから大人になってからもバックパッカーで5年も6年も独りで海外を旅して回ったのも、こんな過去があったからなのかもしれません。
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