見つけたぞ、福子!
「企業が生き残る条件とはなんでしょう? 日本は資源が乏しいですが、技術はあります。しかし少子化と高齢化は否めません。という訳ですから、その答えは一つ。企業存続のために“リスクは避けるのではなく、いかにして取り込むかが肝要”これが企業に課せられた、これからの重大な案件です」
チコちゃんに叱られそうですが、ボーッとTVの経済番組を見ていたら、画面の中で語る経済学者の言葉に思わず背筋が伸びました。自己満足の経営を省みるうちにハタと膝を打ち、これまでいかに“自身を見ず、知らず”だったかと気付かされました。
モノ・コト・イノベーション、そして発見・開発・独創。言われてみれば、確かにやるべき事はたくさんありました。さしづめNHKの朝ドラで見た、インスタント麺そしてカップヌードルが世に登場するまでのサクセスストーリー。まさにこれですね! 高齢化が進む社会だからこそ、まだまだ光をあてるべき日本の技術力があるはずです。避けるリスクではなく、リスクを取り込む。そしてチャンスを自ら見いだし、諦める事なく実行する。オウム返しで言葉にしてみると、朝ドラの台詞のように「見つけたぞ、福子!」という主人公の熱く燃えたぎった思いに共感します。
ボーッとTVを見ていた時の私の思考は
「一つの話には表と裏がある。何が表で何が裏なのか、それすら分からない時、人はどこに向かうのだろうか?」
なんだか哲学的思考をしているみたいですが、実はこうして筆を進めるにあたり、少々格好つけている自分がいます。要するに、情けない自分そのものなんです。そんな時に「見つけたぞ! 福子!」が出てきました。
弊社は零細企業ですが72年の蓄積があります。しかし歴史に甘えていては、“次”を迎える事はできないでしょう。しっかりと自覚を持って、なおかつあらゆる試練を乗り越え、生涯現役として生き残る企業を目指したいと望むものです。
●◯●◯●◯●◯●◯●◯●◯