イセパン
※編集部注:本文中イベントは終了しました。
新宿の伊勢丹デパートの6階催事場で、毎年好例の「イセパン」が始まりました。その名の通り伊勢丹と日本全国の有名ベーカリーによるタイアップ企画で、今年も連日行列の絶えない賑わいです。
中でもZopf(ツオップ)のカレーパンは異常ともいえる人気ぶりで50人以上の客が並んで一際目立っていましたが、伊原オーナーシェフのハード系パンを量り売りするコーナーは空いています。日替わりのおすすめパンは「ロッゲンミッシュ」というライ麦パンで、1/2サイズ買い求めました。果たしてどんな味なのでしょう?
夜はパナマ共和国の首都、パナマ・シティ創立500周年記念コンサートとレセプションが開催される信濃町の民音文化センターへ。自宅を出る18時頃、小腹が空いたからと家内と2人でロッゲンミッシュをスライスして味見したら……
旨い! おいしい!
もう一切れ! となるのを我慢して、ほどほどに腹を満たして会場へ駆けつけました。観客数120名ほどのフリーコンサートということで、文化センターのミュージアムホールはアットホームで和やかな雰囲気です。
パナマを代表する女性歌手のパトリシア・ブリエグさんは盲目のピアニストで作詞作曲もみずから手がけ、幅広いジャンルの演奏をこなす “声楽家” でもあります。今回の記念演奏をサポートするのはギターのビルマ・エスキビル氏と、バイオリンには押鐘貴之氏。押鐘さんは東京芸術大学を卒業後、九州交響楽団や広島交響楽団等のゲストコンサートマスターを務める実力者です。透明感のある美しい音色とジャンルを問わない表現力は各分野で評価されています。
高円宮妃殿下ご臨席のもと、パトリシアさんの美しいピアノの旋律と美声に魅了されました。完璧なネイティブ発音による日本語の「千の風になって」や「ふるさと」の熱唱など、押鐘さんのバイオリンと相まって90分間のステージはあっという間に終演を迎えました。
その後、60名ほどの招待客によるレセプションではリッテル・ディアス駐日パナマ大使ご夫妻、高円宮妃殿下、各国大使ご夫妻が集い、パトリシアさんもワイングラスを傾けていました。
翌日もイセパンへ。お目当ては安倍竜三氏がシェフを務めるブーランジェリー パリゴのパン。何としてもゲットすべく50人超えの行列に並ぶ覚悟で出かける予定です。でもねえ、イセパンに出店しているベーカリーは伊勢丹のバイヤーさんの一存で決定しているので、中には首をかしげたくなるパン屋さんもちらほらと!?
本物を見極めるのは、貴方です! ナンチャッテ。
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