生姜
緊急事態宣言下でリハビリ&ステイホームを守る生活が日常化している梅雨走りの空模様。鬱陶しい天気とは裏腹に、毎朝NHKーBSでライブ中継されるMLBが熱いですね。中でもエンジェルス大谷翔平選手の活躍には心が晴れる思いです。名だたるメジャーの強打者とトップを争う15本塁打(5月31日現在)とキレのある100マイル超えの速球で三振の山を築く好投ぶり、さらには野手としての活躍で二刀流どころか三刀流の勇姿に、遠い日本から大いに声援を送っています。
試合中継が終わればルーティーンのリハビリで汗を流し、シャワーを浴びたらランチタイム。今日は富山県の友人が送ってくれた氷見細うどんをさっぱりとセイロでいただきました。薬味はおろし生姜と白長ネギ、ミョウガのみじん切りが欠かせません。特に、この時期は生姜がおいしいですね。通常の生姜といえば茶色で無骨、地味な存在ですが、1年を通して料理に欠かすことはできないスーパー食材です。対して新生姜はスタイリッシュな美しいボディと赤い頭(まさにエンゼルスの大谷選手!?)で通常の生姜とは似ても似つかぬ存在感を放ち、スーパーの野菜棚で「買ってー!」と自己主張してきます。
新生姜は薬味ではなく、身をそのものをいただきます。薄皮をむいて小指くらいの太さと長さに切り分け、ラッキョウ酢に3日ほど漬け込むとおいしく進化してくれます。他にも鶏肉をブツ切りにしてフライパンで皮目から焼き、薄切りタマネギを加えて醤油、酒、本みりんを合わせてジャッと回し入れ、最後にたっぷりのおろし生姜と生姜汁を合わせれば私の得意料理、チキンジンジャーの一丁上がり。そしてクリスマスシーズンにはジンジャーブレッドが食卓を賑わせてくれます。
料理にとどまらず、ミルクに紅茶葉を入れてひと煮立ちさせ、少量の砂糖とおろしてしぼった生姜汁を加えれば、チャイの出来上がり。50年ほど前に学生旅行で本場インドのカシミールを訪れてこの味を知って以来、“元気の源ドリンク” として愛飲してきました。
さて、大相撲は千秋楽。照ノ富士関の感動を呼ぶ連続優勝など見応えのある五月場所でした。私の贔屓力士、立浪部屋の明正関は東の前頭二枚目という好番付で見事勝ち越し! 来場所は三役入りが期待されます。
MLB、リハビリ、ランチ、相撲観戦。毎日出勤する家内に感謝しつつ、私はコラムを書き終えて今日も楽しくステイホームしています。
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