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コラム 三寒四温

弊社の週刊紙「速報・製パン情報」から、好評の三寒四温をご紹介。
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ブランド米とブランド食パン

食欲の秋、味覚の秋が到来しました。流通各店舗の店頭には各地の新米が出揃い、TⅤからお国自慢のブランド米のCMが連日競って流れます。

コメはこの30年近く、農水関連の研究機関と連携して、農家の技術向上や耕作の改良で地域ごとの土壌や気候等を生かした、それぞれの  “おいしいお米” を「ブランド米」として開発し、消費者にうれしい選択肢を与えてくれています。

我が家では新米が届いたら、まずは塩むすび。ああ、美味しい秋の訪れです。コロナ禍で内食が増えたこともあり、ささやかな贅沢をとブランド米で食卓を盛り上げて、豊かな食生活を楽しむ家庭が増えているようです。

ブランド食パンも同じく活況です。各社の長年にわたる技術開発によりつくり上げられたブランド食パンは確かな信頼感とおいしさで消費者に選ばれており、日々の食シーンの主役といえるでしょう。ワンランク、いや2ランク上の商品の需要が伸びているのは、消費者の本物志向がコロナ禍で覚醒した証でしょうか。苦しい状況下でも食品業界はさまざまな領域で躍進しています。私は6枚切りのトーストをそのままで食べるのが好きですね。

右肩上がりのブランド米・ブランド食パンの一方で自称パンプロデューサーが手掛ける、名ばかりの “高級食パン” 市場はどうでしょうか。呆れる価格設定と販売方法、リッチ過ぎる味などいずれも一過性の仕掛けにみえてしまいます。巣ごもり需要が追い風といわれていますが、一度お試しで買いはしても、毎食買い続けることは私はできません。以前、贈答用に地方のパン好きの友人にプレゼントしたことがありますが、飽きのこないおいしさとリーズナブルな価格帯で勝負するブランド食パンとは土俵が違うのでしょう。何が “正解” なのかは、友人も理解したようです。

「消費者と小売の求めるものを提供する事がメーカーの使命」を会社経営の基本理念とする大手メーカーの考えには敬服します。不確かな時代にこそ求められるのは、まさにNBのブランド食パンなのです。

諸原材料の値上げラッシュが続く昨今ですが、賢くなった消費者と共にかつての日常を取り戻すべく、いましばらく頑張りましょう。

「やってはいけないこと」あるある

ウイズコロナ時代の毎日に、やってはいけないことの “あるある”――。

外食自粛によるステイホーム生活の長期化で、体を蝕んでいるかもしれません。例えば、いつでもすぐに食べられる手軽なカップラーメン、袋麺の知られざる怖ーいこと。あるある・その1です。袋麺一食約100gの塩分は6.3g、カップラーメンは一食75gで5.2g、ちなみに日本人の塩分摂取目標量は男性7.5g、女性6.5g未満なので汁まで飲み干すと一日の目標量のほとんどを占めます(厚生労働省:日本人の食事摂取基準2020年版)

とはいえ手頃な価格で日本各地の人気ラーメンが現在では数多く販売されており、私のバカ舌にとって悉くうまい!のです。特に有名店とのコラボ品はインスタントの域を超えています。ですからせめて、インスタント麺は汁を飲み干さないように、また食した後は適度な運動を心掛けています。

あるある・その2
晩酌の量も総じて増えているようです。10月から緊急事態宣言が解除、さっそく繁華街は賑わいを呈していますが、まだまだ外食は怖いと自重する人もいるでしょう。それゆえ家飲みの習慣も続くことになります。

私のお気に入りのおつまみはドライフルーツとスモークナッツで、ヘルシーながら栄養分も意外と高め。ついつい手が出て止まりませんが、コロナ太りで一番注意しなければならないのはカロリーの摂取過多、いわゆる高エネルギー食品の食べ過ぎは要注意です。ナッツ類は体に優しく、特にヘーゼルナッツは大好物で赤ワインに合います。しかしこちらも食べ過ぎは禁物ですね。

あるある・その3
ステイホームで他人との交流が減る一方で家族とは密接になって衝突が増えた、なんて経験はありませんか? 我が家でもありましたね。夫婦揃って子ども返りをしているかのようです。そんな時は気晴らしの外食に二人して出掛ける習慣もできました(ごくたまにですが)

馴染みの店ではカウンター、そしてアクリル板越しに話が弾みます。目の前で握ってくれる寿司はやはり格別です。フレンチなら盛り付けに工夫を凝らした芸術的な、食欲をそそる “物語” を楽しみます。一皿ごとに驚きを共有し幸せいっぱいの仲良し夫婦は、いつしか手をつないで笑顔で帰宅の途に。お店のこと、料理のこと、従業員のこと、会話は尽きません。

最後に、本題の「やってはいけない、あるある」のワースト・ワンは、テレビ等の膨大な情報に振り回されてストレスを溜め込む事。なるべくワイドショーは観ないことをお勧めします。


野菜ってすごい

オリンピック・パラリンピックで参加各国の選手団および関係者へ賄われた特設食堂での、尋常でない食品廃棄量を伝えるニュース映像を見て唖然としました。テーブル上に供された料理は食べ切ることなく少し残す、提供する側は食べ切れない量をふるまうのが礼儀という、独特の慣習がある中国でさえ政府の指示により改善しているというニュースを昨年あたりに見た覚えがあります。

世界人口の8.5人に一人が飢餓に苦しんでいるデータに加え、ケニアでは人口の3分の1の人々が水さえまともに飲めず、加えて極度の食糧不足と栄養失調に直面している事実は他人事ではありません。地球環境の破壊がもたらす作物の不作などで食料品価格の高騰が問題になっていますが、まだ食べられる食品を毎日大量に廃棄しているニュースはほんの一時話題になるだけで忘れられてしまいます。きちんと問題提起して我々一人ひとりが真摯にこの問題に向き合って考え、国を挙げて援助活動等を実践・実行へと推し進める必要があります。

岸田文雄新首相による日本丸の舵取りに期待が高まります。コロナ収束、経済活性化、働き方改革、そして環境改善や世界の飢饉緩和と課題は山積していますが、一つずつ丁寧に、そしてできる限り迅速に大国のリーダーと共に解決へと導くことを願います。

私の娘は現在、大手の介護系企業でフルタイム正社員としてコロナ禍にあってもデイケア業務に奮闘していますが、前職は施設の食堂で調理の仕事をしていました。そこで学んだ事を家庭でも実践しているといいます。

「お父さん、野菜って捨てるところがないんだよね、すごいね。この仕事に関わって、人生観が変わってきたよ」

食品の破棄は “罪” だと思います。贅沢もいいけれど、残して捨てるのはやめよう。昨今ではつくり過ぎた残り物を3日連続で食べることが増えました。野菜も工夫して、捨てずに調理しておいしく頂いています。

そんなこんなのニュースを平日の夜にチェックするのはWBSとニュースZEROで、私のライフワークです。中でもニュースZEROのオープニング映像、皆さんは気が付きましたか? MCを務める有働由美子さんのアバターが空を見上げながらズームアウトしていく、あのオープニングが私は好きだったのですが、10月の改編を機に変更されました。WBSもリニューアルなのか、大江麻里子キャスターの出番が減って残念でなりません。これらのニュース番組にはグイグイ引き込まれます。

メジャーリーグと大相撲

爽やかな青空が広がる秋分の23日、太陽が燦燦とふり注ぐ真夏日となりました。秋分は昼と夜の時間が半分になり、この日を境につるべ落としの秋がストンとやってきます。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものですね。

彼岸は祖先を偲ぶ日で、家内は娘家族と実家の墓参りのため朝早くから台所でおにぎりを沢山結んで、3人の孫娘たちとピクニック気分でお出かけ、あいにく体調の芳しくない私は留守番です。TVニュースの交通情報によると、家内が向かう方面の高速道路で7キロに及ぶ渋滞が発生とのこと。案の定、「3時間近くかかってやっと到着」とのメールが昼前に届きました。

私は上半身裸でパジャマの裾をまくり上げ、ベランダに置いてあるサンデッキで昼下がりの日光浴。しかし、あまりの好天にやられ10分で部屋に引き上げました。気温は31℃ですが、体感では夏の日差しより強く焼かれるような暑さに驚かされました。

非日常のコロナ禍にあって、一服の清涼剤のごとく連日の活躍をみせるMLB・大谷翔平選手の中継映像が楽しみでなりません。今日は四球と敬遠づくしで、勝負しない相手投手陣にイライラします。当然本人はそれ以上の思いでしょう。これは大谷選手のバッティングを全球団が認めている証拠でもあるのですから仕方ないことです。とにかく二桁勝利とホームランキングの快挙を日本中、いや世界の野球ファンが熱望している事でしょう。

大谷選手の明日からのチャレンジに期待しつつ、続いて午後は大相撲中継。今日は9月場所の12日目、私が贔屓にしている立浪部屋の関取3人衆のうち、十両筆頭の天空海関はすでに8勝で勝ち越しを果たし再入幕が決定しているのですが、今日は4敗目を喫して優勝争いからは脱落してしまいました。来場所は幕内での取組が楽しみであります。そして7月場所は10勝に技能賞と好調だった幕内筆頭の豊昇龍関は、体調不良による休場もあり負け越してしまいましたが、来場所はまだ上位に留まって新三役入りが期待されます。

そしてなんと! 本日結びの一番、7敗で後がない新関脇の明生関が、優勝戦線の単独トップを行く新横綱・照ノ富士関に土を付け横綱戦初勝利を飾りました。実況アナウンサーも思わず「明生、金星です! 関脇が金星を取りました!!」と、平幕が横綱に勝った時にしか使わない「金星」を連呼してしまうほどの大相撲になりました。今場所は千秋楽を観戦予定ですが、この大一番で十分過ぎるほどの興奮と感動を堪能しましたので、結果は二の次で会場の熱気を満喫してきます。
※明生関、ラスト四番を4連勝でしめくくり8勝7敗で見事勝ち越しを決めました!

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弊社社長 菅田耕司のコラム


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