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コラム 三寒四温

弊社の週刊紙「速報・製パン情報」から、好評の三寒四温をご紹介。
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ぽん、ほん、ぼん

東京都は7千人を超える新型コロナウイルスの感染者を発表、国より蔓延防止法が発令されました。小池都知事は飲食店での営業時間やアルコール類の提供方法、人数制限などについて要望を出していましたが、「4人以上での会食については全員の陰性証明書が必要」との条項に私は疑問を抱きました。食事前に、どこで検査を受けるのか、かかる時間と費用は? ワクチン接種証明書の提示ではダメなのでしょうか。

要するに “4人以上では会食はダメよ” と遠回しにおっしゃりたいのですかね。とはいえ朝令暮改はいつものこと、今後の政府分科会や識者の意見次第で二転三転するかもしれません。

ステイホームゆえの運動不足の解消で体を動かし体力維持に励む折り、つけっぱなしのNHKニュースがトンガ王国付近の海底火山爆発による “TSUNAMI” で、日本をはじめ世界各国に被害を伝えています。海中から吹き上がる噴火の威力はすさまじく、自然の脅威を感じました。この海底噴火で “空振” という聞き慣れない用語が使われています。複数の要因が重なって起こった現象であり、想像を絶する海上への衝撃波を引き起こしたとのこと。

なすすべない自然の脅威の一方で、オゾン層破壊による地球温暖化、海洋を漂う違法投棄のプラスチックごみが微細化して海洋生物の生態系を狂わせるなど、利便性や快適性を追い求めた代償ともいえる様々な事例が次々と顕在化しています。これらの危機に対して二酸化炭素ゼロエミッション=化石燃料に頼らない社会・経済活動への移行など、今できることを世界が一丸となって取り組む必要があります。諦めずに継続する意思を後々の世代へと受け継ぎ、科学技術の進歩に相応し良い結果へと導かれるはずです。今回の空振被害も同様に、きっと解明が進み事前察知システム等が構築される日が訪れる事でしょう。

そんなことを夢想していると、NHKは幼児向け番組「ピタゴラスイッチ」で人気の曲『ポンホンボンの歌』が流れてきました。

♪鉛筆が1ぽん、2ほん、3ぼん……

なるほど! と思わせる数え方の変化に着目した歌詞に、なんだかホッコリさせられ童心に帰りました。世界中で巻き起こる自然災害、世界を覆うコロナ禍による非日常のモヤモヤも、ピタゴラスイッ
チのからくりのようにスッキリ鮮やかに解決できればと願うばかりです。

松飾り

2022年の元旦は、お雑煮の朝食を食べて家内と車で教会の元旦礼拝に出かけました。新宿百人町の自宅からいつものように青梅街道を通った際、ふと違和感を覚えました。正月なのにナンバープレートの松飾りを付けている車を見かけません。私自身、以前からこの慣例はやっていませんので気にも留めてなかったのですが、ここ数年を思い返しても一様に付けていないといったことはなかった気がします。

コロナ禍のめでたくもない年明けに不相応、というドライバー諸氏の判断でしょうか。家内に言わせると「あまり気にかけていなかったけど、そういえばずいぶん前から見かけなくなったわね」とのこと。

青梅街道沿いの閉じられた商店や一軒家、マンションのエントランスに松飾りは見当たりません。私の住むマンション内の全ての玄関ドアにも正月らしさはなく、マンション入口にも飾りはありません。やはりご時世でしょうか。

正月の過ごし方は、元日はニューイヤー駅伝のTV観戦と元旦礼拝。2日と3日は両日とも箱根大学駅伝のTV観戦と “走り初め” を応援するのが毎年の恒例となっています。一生懸命ひたすら走る姿を実況アナウンサーが熱烈に伝え、コロナ禍でも集まる沿道のギャラリーが日の丸の小旗を振って応援しています。今大会のニューイヤー駅伝はHONDAが悲願の初優勝を遂げ、そして箱根駅伝は記録尽くめの圧倒的な強さで青山学院大学が2年ぶり6度目の総合優勝を飾りました。

今年は寅年、しかも36年に一度の「五黄の寅」。虎は千里を駆け抜けるといわれる勢いのある干支、しかも最強の金運という五黄の寅だけあって1月4日の株式市場では4年ぶりとなる500円を超える高値を付け順調な滑り出しとなりました。しかし依然続くコロナ禍、浮かれるばかりではいけません。七草粥を終えたあたりからオミクロン株の爆発的な感染拡大が連日報道され、今や日常となったウィズコロナの日々。三密回避・ソーシャルディスタンス・ステイホームをしっかり守りウィズアウトコロナを目指し、良き令和4年となるよう過ごすとしましょう。

朝のBS1「キャッチ! 世界のニュース」の人気コーナー、「@NYC」にてマイケル・マカティアさんが発した「 “2022年(トエンティ・トエンティツー)” が、“2020 too” に逆戻りすることのないよう願います」とのコメントには頷くばかりです。

食の向上の年

明けましておめでとうございます。

2020年に続き昨年も新型コロナウイルスの感染拡大で、米国はじめ主要国の景気回復速度が鈍化したものの、世界経済全体では持ち直しの動きが継続しています。しかし、デルタ、オミクロン株という変異種の感染も懸念され予断を許さない状況が続くものと思われます。

世界中が感染者数の一進一退を繰り返す中、日本は昨年10月以降奇跡的に感染者の減少を続けています。これは日本人がルールを尊守して自主的に危機管理する能力を発揮した結果であり、ウィズコロナの生活にどう対応していくかを大多数の国民一人ひとりが理解し、実行している証といえるでしょう。油断せずマスク着用を守ることで急速な感染者減につながっていることを私たちは世界へ向けて胸を張りましょう。そしてフォロー・ミーの精神で世界をリードし経済も日常生活も取り戻せることを願うばかりです。

ステイホームが続く中で、食生活の変化が顕著に見られました。ウーバーイーツをはじめ、食品や日用品を取り扱うデリバリー会社が活躍、手軽さに+α した冷凍食品、加工済み食品が伸長していますが、それでも食卓の変化=メニューのマンネリ化はストレスと栄養の偏りを招いているとも言われています。何より友人、知人、親戚と気軽に食卓を囲めない寂しさは、手軽さ目新しさだけで埋められるものではありません。

やはり重要なのは「栄養」です。いかに身体に良く過不足のない栄養を日々摂取できるかが命題です。昨年9月に東京での開催予定が延期となっていた、4年に一度の国際栄養学会議(ICN)が今年12月に開催されます。「世界は現在、食糧不足、栄養失調、人口増加、栄養過剰、食生活の多様化、食の安全への脅威、高齢化社会など栄養に関するさまざまな問題に直面しています。これらすべての問題に可及的速やかに取り組む上で、我々日本人の創意工夫と柔軟性をもって、さまざまな手段を考察します」とのウエルカムメッセージを伝えています。

コロナの収束、そしてICNなどさまざまな取り組みが結実し、明るい日差しが世界の人々を照らすことを願います。

2022年は食の向上の年として位置付けたいものです。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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