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コラム 三寒四温

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食の向上の年

明けましておめでとうございます。

2020年に続き昨年も新型コロナウイルスの感染拡大で、米国はじめ主要国の景気回復速度が鈍化したものの、世界経済全体では持ち直しの動きが継続しています。しかし、デルタ、オミクロン株という変異種の感染も懸念され予断を許さない状況が続くものと思われます。

世界中が感染者数の一進一退を繰り返す中、日本は昨年10月以降奇跡的に感染者の減少を続けています。これは日本人がルールを尊守して自主的に危機管理する能力を発揮した結果であり、ウィズコロナの生活にどう対応していくかを大多数の国民一人ひとりが理解し、実行している証といえるでしょう。油断せずマスク着用を守ることで急速な感染者減につながっていることを私たちは世界へ向けて胸を張りましょう。そしてフォロー・ミーの精神で世界をリードし経済も日常生活も取り戻せることを願うばかりです。

ステイホームが続く中で、食生活の変化が顕著に見られました。ウーバーイーツをはじめ、食品や日用品を取り扱うデリバリー会社が活躍、手軽さに+α した冷凍食品、加工済み食品が伸長していますが、それでも食卓の変化=メニューのマンネリ化はストレスと栄養の偏りを招いているとも言われています。何より友人、知人、親戚と気軽に食卓を囲めない寂しさは、手軽さ目新しさだけで埋められるものではありません。

やはり重要なのは「栄養」です。いかに身体に良く過不足のない栄養を日々摂取できるかが命題です。昨年9月に東京での開催予定が延期となっていた、4年に一度の国際栄養学会議(ICN)が今年12月に開催されます。「世界は現在、食糧不足、栄養失調、人口増加、栄養過剰、食生活の多様化、食の安全への脅威、高齢化社会など栄養に関するさまざまな問題に直面しています。これらすべての問題に可及的速やかに取り組む上で、我々日本人の創意工夫と柔軟性をもって、さまざまな手段を考察します」とのウエルカムメッセージを伝えています。

コロナの収束、そしてICNなどさまざまな取り組みが結実し、明るい日差しが世界の人々を照らすことを願います。

2022年は食の向上の年として位置付けたいものです。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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