鳥はAI?
ステイホームの日々でちょっと楽しみな “観察” があります。それは14階の自宅リビングから眺める新宿のビル群、そして上空を飛ぶジェット旅客機。羽田空港への着陸準備で車輪を出す様子が見えるのです。中にはまだ降ろさない機体もあり、興味深いです。
今年に入って2回、東京都心で雪が降りました。雪景色にジェット機はひときわ絵になります。連日の雪掻きやシーズンごとのタイヤ交換が必須の北国や日本海沿いの豪雪地域の方々には失礼ですが、都会もんにとって雪は珍しく、降った積もったと高揚してしまうのです。耐性の低さゆえに東京は2~3cm程度の積雪でもインフラ機能がマヒしてしまうので、私は雪の日から1週間程は潔く車移動を諦めて、完全ステイホームを決め込んでいます。
夕方になると高層ビル群はたくさんの明かりが灯ります。リモートワークを推奨している東京都知事の呼びかけに応じて最低人員で稼働しているのでしょうが、平時と変わらぬ明るさで煌々と灯る様を見るたびに、電気代のことなど心配しつつ、皆さんお疲れさまです。
夜空を見やれば星が輝き、大きなお月さまが現れます。最近NHKのBSプレミアムで放映された「コズミックフロント」なる番組を見ました。宇宙好きな私にとって格好の素晴らしい内容で、テーマはハッブル宇宙望遠鏡です。100億光年を見渡す性能を誇る望遠鏡が30年という長い観測期間で捉えた、質量の多い星の爆発で一生を終えたM1カニ星雲が有名ですね。中には100億光年先に一瞬でワープできたとしても見ることのできない星雲もあります。ハッブルが捉えた輝きは100億光年かけて飛んできたもので、すでに現存していないというのが不思議です。分からないことばかりだから宇宙を知ることは面白いのですね。何だか童心に帰ってしまいました。75歳は人生の転換期かもしれません!
BS放送は早朝から楽しませてくれます。BSテレ東の「モーサテ」ではタレントのパックンが昨今の米国発フェイクニュースを “報道” していました。例えば「アポロ11号は月面着陸をしていない」や「ニューメキシコ州には宇宙人をかくまって情報交換している巨大な地下施設がある」などは有名な噂話ですが、最近では「鳥は全てAIを搭載した人工物で、我々を監視している。よく電線に止まっているのは充電しているから」といった内容です。
パックンは、
「この情報は、私の知っているカッパが言っていたことなのでフェイクニュースですね」
とオチを付けていました。朝から笑わせてくれます。
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