凱旋門賞
7月14日に駐日フランス大使公邸にて「パリ祭」が開催されます。コロナ禍により昨年、一昨年と連続で中止となりましたが、今年は3年ぶりの復活です。参加人数・規模の縮小は残念ですが、楽しみです。
今年1月にはフィリップ・セトン駐日大使主催で大使公邸にてレ・アンバサドゥール協会主催の国際ブーランジェリーコンクール「モンディアル・デュ・パン」で優勝した日本代表2チームの祝賀会が開かれました。
山東昭子参議院議長(参議院日仏友好議員連盟顧問)のお取り計らいにより、2019年と2021年の2大会でともにコーチを務めたレ・アンバサドゥール・デュ・パン・デュ・ジャポン副会長の安倍竜三シェフ(パリゴ)、19年大会優勝の大澤秀一シェフ(コム・ン)、コミを務めた久保田遥さん(同)、21年大会優勝の谷口佳典シェフ(フリアンド)、コミの北峯晶奈さん(フルニエ)の5名と同協会創設に尽力したデイジイの倉田博和シェフとメゾンカイザージャポンの木村周一郎シェフの両氏も招かれ、フィリップ大使ならびに山東議長から祝意を受けました。
終始和やかなひとときを私も楽しませていただいたのですが、後日、大使館の方から
「7月のパリ祭に、先日お招きしたコーチ、シェフの皆さんのパンをドネーションいただけませんか」
とお声掛けいただき、急遽参加することになりました。当日は日仏友好に貢献する政財界の方々が大使公邸に招かれます。例年ドネーションを続けてきたメゾンカイザーと一緒に、バラエティー豊かなパンの数々がシャンパンパーティーに花を添えてくれることでしょう。とても名誉な事ですね。
“パリ” そして “祭” といえば、先日行われた第89 回日本ダービーを制した武豊騎手とドウデュース号のレースを観て、私とパリの縁を感じさせるエピソードを思い出しました。
それはフランスを代表するレース、凱旋門賞の思い出です。パリへ2泊4日の弾丸取材に赴いた2001年、到着した夕方にひと仕事済ませてからパリ在住の友人とともに凱旋門賞観戦へロンシャン競馬場を訪れました。華やかに着飾った紳士淑女に混じってシャンパン片手に貴重な体験を特別室から楽しみましたが、日本から出場した武豊騎乗のサガシティ号が見事3着入賞を果たす瞬間に立ち会えたことは一生忘れられません。
場内のどよめきと鳴り止まないシャンパングラスの乾杯の音色! 日本代表の走りを信じていくばくかを複勝にベットしていたことも手伝って、有頂天でしたね(笑)。
今年のパリ祭が無事開催されますよう、そして一日も早くコロナの収束とロシアのウクライナ侵略が終わり、世界に平和が訪れる事を祈ります。
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