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コラム 三寒四温

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サボテンは万能

「いま昆虫食が熱い!」

と、一部マスコミが取り上げています。すでにコオロギは衛生管理の行き届いた生産環境のもとパウダー加工され、さまざまな商品で実用化されています。TVの情報バラエティー番組ではコオロギパンや菓子を試食するゲストの「おいしい!」「本当にコオロギが入ってるの?」「栄養抜群なのがうれしい」という驚きの顔が大写しで流れ、おざなりのシナリオだなと笑ってしまいます。

世界をとりまく異常気象や紛争による食料難や穀物流通危機で世界はパニックになりつつあります。しかし、「だから昆虫食」という選択肢に絞り込み過ぎるのはどうでしょうか? 国や地域ごとに “食べ物” とみなす基準や線引きは実に多様で、日本人には考えもつかない食文化(日本におけるクジラやイルカなどの逆も然り)が存在します。太古より積み重ねてきた文化ゆえ、おいそれと方向転換できるものではありません。ましてや多様性とは受け入れる自由も避ける自由も担保されてこそ、です。

という訳で、昆虫食ブーム以外の選択肢を模索する私個人の意見として「スーパーフード」を推します。厳しい気候条件や土壌でも育つキヌアやインディカ米、古代米等々話題の食材の中でも特に、

「いま、サボテンが熱い!」のです。

何より多肉植物は “水のかたまり” ですから、水資源の枯渇が懸念される地域にとっては救世主のような存在です。ウチワサボテンは形や味、他食材との相性など食用として理想的で、タルタルソースをたっぷりかけたトンカツ風のトーストサンドにしたら絶品です。粉末やペーストはパン生地や麺に練り込んでも良いでしょう。しかもプラスチック容器に変わる素材としても研究が進んでいるとのこと。

他にも果実や木の実など、世界のジャングルには未知なる食材が無数にあるはずです。どなたか代替食品となるような食材を発掘していただきたいですね。世界の人々が環境負荷低減を目指し、サステナブルな生活ができれば素晴らしいではありませんか。

楽しみな九月・秋場所

9月11日より、いよいよ大相撲秋場所(九月場所)が両国国技館で開幕しました。コロナ禍でステイホームの楽しみはMLB、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の活躍をBS中継で観戦し、そして2ヵ月に一度、年6場所開催の大相撲ですね。ABEMAやBSで序二段の取組を、15時からはNHK地上波で幕下上位から結びの一番まで釘付けです。

大谷選手は9月12日現在、投手として12勝、打者では2割6分6厘、本塁打34本。2年連続のMVP候補として全米で注目されています。

かたや大相撲は番付の上がり下がりが気になります。先日発表された番付表を隅々までチェックしていると、目をかけている幕下の若手力士が順位を上げていて嬉しい限り。一方で渋い番付に苦しんできたのが、贔屓にしている立浪部屋の豊昇龍関です。前頭筆頭で勝ち越しても三役昇進できず、やっと小結に上がり勝ち越しても関脇になれないという不運ぶりでしたが、九月場所より念願の西関脇に昇進! 兄弟子の明生関に続いて親方(元小結・旭豊関)超えを果たしました。明生関は椎間板ヘルニアに苦しみながらも幕内下位から今場所は西前頭2枚目まで戻しており、三役返り咲きを期待します。肩の負傷を抱える天空海関も東十両6枚目ですから、星取次第で幕内復帰も可能でしょう。幕下以下の若手力士も十両入りして関取になれる位置に番付を上げています。

昨日、立浪部屋より番付表が届きました。PC画面や新聞紙面とは違い、本物の番付表からは番付の重みが伝わってくるもので、関脇ともなれば「豊昇龍」の文字がひときわ大きく目に飛び込んできます。この若き昇り龍を熱烈に応援しているリョーユーパングループの北村俊策会長も感慨深く番付表を見ていることでしょう。

今場所、そして十一月場所の成績次第では、年明けの初場所で大関昇進も夢ではありません。その時は、昇進会見で大きな鯛を右手に掲げてカメラのフラッシュを浴びる新大関の傍らで、満面の笑みで見守る北村会長の姿があることでしょう。

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弊社社長 菅田耕司のコラム


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