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コラム 三寒四温

弊社の週刊紙「速報・製パン情報」から、好評の三寒四温をご紹介。
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なつかしい味

かつて、デパートの屋上には子どものための遊具や、ちょっとした屋台が並んでいたものです。小学生の頃、よく母に連れられて行ったデパートでの買い物帰り、屋台の鉄板焼きそばの味を今でも鮮明に覚えています。鉄板焼きそばは幼い私にとって “絶品B級グルメ” の魅力に目覚めた味であり、それは今も変わることはありません。

母親の買い物が終わるのはいつも3時頃。実はこれが “絶品” の秘密です。昼時の屋上屋台は行列が絶えません。大きなヘラを軽やかに操る屋台のおじさんは、リズミカルに焼き上げるとプラ容器にできたてを手際よく盛り、青海苔を振りかけ輪ゴムで蓋を閉じ、箸を添えて渡してくれます。確か1つ百円か百五十円くらいでしたか。

片や、3時過ぎの屋台。どこも行列はなく、焼きそばの屋台は鉄板の片隅に、昼のかき入れ時に炒めたつくり置きが小山のように残されています。キャベツはしなって、豚肉も小さく縮んでいますが、これが絶品に進化するのです。つくり置きの焼きそばは弱火の鉄板の隅で、じっくりと焼かれ続けています。注文するとおじさんは1人前の焼きそばを鉄板の中央に戻して炒め直します。いや、焼きそばですから「焼く」のです。おこげご飯のように所々がパリッとして、絡んだ濃厚なソースとの塩梅が最高でした。“リベイク” のひと手間に着目するあたり、B級グルメの楽しみ方を子どもなりに会得していたようです。

先日、賞味期限を少々過ぎた中華麺を冷蔵庫の奥より発見。茹でたあと油で和えて一晩寝かせて翌日、キャベツのザク切りとカマボコを肉代わりに、思い出の焼きそばづくりです。フライパンでゆで麺をほぐしてじっくりと焼き、そこにキャベツとかまぼこを入れ、蓋をして蒸し焼き状態に。キャベツが水分を出しはじめたら全体を炒めます。ゆで麺は半分ほどカリカリといい感じです。仕上げは塩、コショウにウスターソースを回しかけて、いただきます! ではありません。

そう、“15時過ぎの屋台” を再現するのですから、夕食まで待ちます。もちろんレンチンの再加熱ではなくフライパンでじっくり焼いて、ようやく完成です。あー、この食感、この味! なつかしい屋台の味を見事に再現成功です。翌日はドッグパンに挟み焼きそばパンで楽しみました。こちらもB級感漂う、“懐ウマ” 昭和レトロな味でした。

IBIE2022

今年もあっという間に師走です。2020年初頭から続くコロナ禍も3年近く経過しました。ウィズコロナの言葉通り完全収束には程遠く、目下のところ「新型コロナの第8波がじわじわ拡大中」との報道が流れています。この繰り返しはいつまで続くのでしょうか。マスク着用のルールはゆるやかに緩和されていますが、まだまだ予断を許さない年の瀬です。

思えば2019年の9月、恒例となっている弊社企画の海外研修旅行では米国ラスベガスにて開催された「IBIE2019」を訪れました。視察後はロス市内を散策して話題のベーカリーや食材店等を訪問、続いてディズニーランド近くのアナハイム球場へ。研修参加者全員でMLB観戦を楽しみました。お目当てはもちろん二刀流の若きサムライ、大谷翔平選手。願わくば一発をこの目で、と期待していたら見事にホームランを放ち、スタンディングオベーションも体験できました。しかもこの試合以降、左膝手術のためシーズン終了まで欠場、なおのこと貴重な一発に、我々視察団一同は遭遇できたのでした。

三年に一度開催のIBIEですから、今年は開催年でした。研修旅行は叶いませんでしたが、ミヨシ油脂OBで現在はAAKミヨシジャパン㈱で社長を務める三木勝喜氏に現地レポートをご寄稿いただきました(「日本パン・菓子新聞」11月15日号掲載)。次回は25年開催、ぜひ現地に視察団一同で訪れたいものです。

ステイホーム生活もまもなく丸三年、この期間はスポーツの力を楽しみ、また励まされることが多々ありました。気付けば開幕し、快進撃に湧くサッカーW杯に続き、年始も元日から恒例の「ヤマザキ新春スポーツスペシャルニューイヤー駅伝」、2、3日には箱根駅伝にラグビー、サッカーと目白押しです。そして8日からは大相撲初場所が開幕。私ども夫婦で応援している立浪部屋の関取衆は11月場所を揃って勝ち越しています。特に関脇の豊昇龍関は6場所連続の三役勝ち越し、11月場所では11勝したこともあり、いよいよ大関が見えてきました。「3場所33勝」が昇進の目安ですから、優勝争いに食い込めれば決して夢ではありません。

2023年が世界人類にとって、明るく笑顔のたえない一年となるよう、皆で祈りましょう!

チャイニーズサラダ

先日、家内が運転し、久しぶりに自宅そばのスーパー「ヨークフーズ 新宿富久店」へ買い出しに行きました。

私のお目当ては最近TVCMで知った「マルちゃんZUBAAAN 濃厚背脂醤油」という袋入り即席ラーメン。いかにも食欲をそそるCMに興味を持ち、早く食べたい! と思い立った次第です。

3袋セットで357円はカップ麺と同価格帯ですから少々お高めですが、パッケージの調理例写真を見て期待が高まります。

中華の次はメキシカンということで、オールドエスパソの「TACO the Kit」を発見してお買い上げ。私の大好物のタコスですが取り扱い店舗が限られていて、いつもは輸入食品の品揃えが充実している有栖川公園前のナショナル麻布スーパーでまとめ買いしているのですが、近場で買えることになりました。

キットは辛めなタコソースとシェル、挽き肉と炒めるだけで本格的な味に仕上がるシーズニングのセットで、挽き肉とレタスにトマト、チーズを準備するだけで本場「タコベル」の味が再現できます。

普段の平日は家内が私の朝・昼食を準備して出社、というルーティンですが、今週のランチは好物のセルフランチです。しかし、ただでさえ不自由な右手に加え手術後ギプスでガチガチに固められた左手となれば包丁すら使えません。ラーメンの袋を開けるのも一苦労で、添付のスープはわずかに動く左手親指と人差し指でつまんでハサミを入れ、タイミングを見計らって慎重に鍋へ投入、麺が茹で上がったら小鍋のままゆっくりとテーブルへ。

若い頃なら信じられないようなスローモーな作業の果て、ようやく具なし “素ズバーン” の完成です。箸でたぐるのも今は我慢、フォークで鍋から直接すする韓国スタイルでいただきました。

一口目の感想は、

「おおー!」

袋麺とは思えぬ食感に驚きました。麺はほど良く硬め、スープは背脂濃厚の言葉通りコクがあります。パッケージに記された “お店品質の一杯”、そしてCMの煽り文句にも偽りなしということで大満足です。

日々進化する日本のインスタント麺。以前購入した「ニュータッチ 横浜もやしそば」にも驚かされました。ソースと麺がセットになったパスタ商品も冷食や日持ちする半生麺など選択肢が増えました。手軽にいつでも食せる私達は幸せです。

そんな調子で一目惚れ状態だったズバーンですが、味も手軽さでもさらに上回るラーメンが新発売され、すっかりハマっています。その名も「0秒チキンラーメン」。文字通りそのままかじる専用で、あっさり薄味です。アレンジで使うなら、砕いてサラダにかければ、チャイニーズサラダの完成です。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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