パンの国際コンクール
今年の秋は、パンとケーキなどの世界選手権が目白押しです。
ドイツでは「第6回iba-UIBC-CUP(ibaカップ)」、フランスでは「モンディアル・デュ・パン」、イタリアでは「パネットーネワールドチャンピオンシップ」などが開催され、最初にうれしいニュースがイタリアから届きました。
パネットーネワールドチャンピオンシップは10月10日から14日までミラノで開催されたイタリアの伝統発酵菓子「パネットーネ」の国際コンクールで、ドンクで構成する日本代表チームが2位に入賞しました。惜しくも優勝はイタリアチームに譲ったものの、自国の食材を使用した革新的なパネットーネ部門の最優秀作品に贈られる部門賞も日本が獲得しました(ドンクPR事務局発表)。
パネットーネは、イタリアのクリスマスに欠かせない定番の伝統発酵菓子です。親しい人や家族同士でお気に入りのパネットーネを贈り合うそうで、この習慣が日本でも定着すると良いですね。そして24・25日にかけてibaカップとモンディアル・デュ・パンの最終結果も発表されました。
10月19日には東京のホテル・ニューオータニにて、(一社)日本パン工業会の創立60周年記念レセプションが盛大に開催されました。
ちなみに本年の5月10日にNOBU東京にて、弊社刊行の「日本パン・菓子新聞」創刊75周年、そして不肖私が受勲したフランス共和国農事功労章シュヴァリエのご報告も兼ねたレセプションの開催以来、私としてはマスク無しでの懇親会とあって、数多くの方々と久しぶりにごあいさつができた事はうれしい限りでした。
レセプションでは飯島延浩会長をはじめ、製パン・製菓関連企業各社の皆さんのメッセージから、さらなる業界発展を願う熱い思いを再確認できました。
日本の製パン製菓の品質と人気は世界に鳴り響いています。これからも世界へ羽ばたく若き職人たちを応援し、日本の技術向上のために皆さんでチカラを合わせていこうではありませんか。
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