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コラム 三寒四温

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またまた、さぬきや

 無ろ過生原酒。最近、よく見かけるようになりました。といっても、高円寺の「さぬきや」での事ですが、先日は料理に合わせて2種類の今の時期でしか飲めない"無ろ過生原酒"を頂いてきました。
「無ろ過」とは読んで字の如く、活性炭でろ過していない生酒の事で、味はしっかりしていて、崩れないという利点はあるのですが、痛みやすいのですぐに飲まなくてはならない。という欠点は、酒好きにはそこが嬉しい"ごちそうさま"でございます。
 石川県は鹿島の御祖(みおや)酒造の「遊歩(ゆうほ)」。この酒にはイサキのお造りでどうぞ、という若旦那。上品にサクどりされた刺身の上には梅山椒のソースがかけられていて、ひと口噛みしめると、まず山椒がその存在をアピール、続いて和辛子が"ツン"と鼻腔をくすぐり、梅がイサキのプリプリな食感に加わり"これはソースの三重奏や~"と彦摩呂をパクってしまう程の驚かされる一品で、しかも"遊歩"を舌の上で転がすと、ほんのちょっと雑味を感じられますが、さほどうるさくなくて、舌に残った三味一体のソースを上品に洗ってくれます。その後の喉越しのなんと心地よいことか!
 次の一品は、三重県は名張市、木屋正酒造の「而今(じこん)」。これに合わせる肴は馬づらハギの肝作りに土作酢のゼリーと岩海苔が色よく上品に飾られておりまして、いわずもがな、相性は"バチ・グ~"で、これまたエド・はるみをパクってしまった私はオヤジギャグの連発に家内に肘打ちを喰らった次第であります。
 「さぬきや」は初夏の新創作メニューも続々で、「エンドウ豆のすり流しうどん」や「冷やしカレーうどん パートⅡ」など、遠くても一度は足を運ぶ価値のある酒とうどんの3ツ星店であります。「高円寺さぬきや」、営業時間18時~23時(日曜休み)、電話 03・3314・4488。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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