奇跡の泉
「ユーロパンの出張、お疲れ様でした」
「事故もなく、日程通りに全員無事に帰国しました」
「今回は、“ルルド”にも行ったのよね。どうでしたか」
「10年前のユーロパンの研修旅行で訪れた時には、ロウソク行列に参加できなかったので、今回はイースターに合わせて1年前からバスやホテルの予約を入れておいたんだ」
「あなたが出かけてから、ネットで見たんだけれど、ぼんぼりのロウソクを持って、1万人規模の行列はそれは荘厳で、世界中の巡礼者や観光客で埋め尽くされるそうね」
「そうなんだ。1858年の2月11日に、ルルド村に住む14歳の“ベルナデッド”という薪売りの貧しい少女の前に、“マリア様”が18回も現れたというんだ。9回目にマリア様が現れた時のお告げの通り、洞窟の砂利を指で掘ると泉が湧き出して、近所に住む眼を患った青年がその泉で顔を洗ったら、眼が見えるようになったり、腕の痛みに苦しんでいた老女が、その泉に腕をつけると嘘のように痛みが引いたというんだ。その噂が全世界に広まり、今では人口 18,000人のこの町にハワイと同じ年間600万人もの人々が“奇跡の泉”を求めて来るんだ」
「その“水”がこれね」
「深い信仰を持って飲まなければ奇跡は起こらないよ」
「それで“ベルナデッド”はその後どうなったの」
「1879年に35歳の若さで他界したんだけれど、その30年後に司教立会いのもとベルナデッドの墓を掘り起こしたところ、彼女の遺体は全く腐敗していなかったというんだ。その後1933年に彼女は聖人に列聖されたんだ」
「まさに奇跡の話ね」
「ユーロパン研修団もロウソク行列に参加したんだけれど、今でも“アベマリア”の歌声が耳に焼き付いているようだよ」
「参加者全員が、ミラクルパワーの可能性を秘めているのね」
「パワー全開で頑張りましょう」
「事故もなく、日程通りに全員無事に帰国しました」
「今回は、“ルルド”にも行ったのよね。どうでしたか」
「10年前のユーロパンの研修旅行で訪れた時には、ロウソク行列に参加できなかったので、今回はイースターに合わせて1年前からバスやホテルの予約を入れておいたんだ」
「あなたが出かけてから、ネットで見たんだけれど、ぼんぼりのロウソクを持って、1万人規模の行列はそれは荘厳で、世界中の巡礼者や観光客で埋め尽くされるそうね」
「そうなんだ。1858年の2月11日に、ルルド村に住む14歳の“ベルナデッド”という薪売りの貧しい少女の前に、“マリア様”が18回も現れたというんだ。9回目にマリア様が現れた時のお告げの通り、洞窟の砂利を指で掘ると泉が湧き出して、近所に住む眼を患った青年がその泉で顔を洗ったら、眼が見えるようになったり、腕の痛みに苦しんでいた老女が、その泉に腕をつけると嘘のように痛みが引いたというんだ。その噂が全世界に広まり、今では人口 18,000人のこの町にハワイと同じ年間600万人もの人々が“奇跡の泉”を求めて来るんだ」
「その“水”がこれね」
「深い信仰を持って飲まなければ奇跡は起こらないよ」
「それで“ベルナデッド”はその後どうなったの」
「1879年に35歳の若さで他界したんだけれど、その30年後に司教立会いのもとベルナデッドの墓を掘り起こしたところ、彼女の遺体は全く腐敗していなかったというんだ。その後1933年に彼女は聖人に列聖されたんだ」
「まさに奇跡の話ね」
「ユーロパン研修団もロウソク行列に参加したんだけれど、今でも“アベマリア”の歌声が耳に焼き付いているようだよ」
「参加者全員が、ミラクルパワーの可能性を秘めているのね」
「パワー全開で頑張りましょう」