へこたれない
「この草の根運動の仲間と私は、木を植えることによって、理念を植えた。そしてその理念は木と同じように育った」
国連で、日本語の“モッタイナイ”を使って発言したことでも知られる、マータイさんの自叙伝『UNBOWED へこたれない ワンガリ・マータイ自伝』のなかの一節だ。
ケニア生まれの彼女は、1966年アメリカ・ピッツバーグ大学で修士号を、71年にはケニア・ナイロビ大学で、女性では初の生物分析学の博士号を取得したという。77年から「グリーンベルト運動(GBM)」と呼ばれる植林事業に取り組み、2002年にケニアの国会議員に当選、その翌年に環境・天然資源副大臣になった。また、04年にはノーベル平和賞を受賞するなどの輝かしい経歴の持ち主だ。
先日、毎日新聞社招聘で来日していたマータイさんと会う機会があった。
敬虔なクリスチャンのマータイさんは、オーラが光り輝き、周りにいる人すべてに希望の光を与えているようだった。握手した手も笑顔も、なんと暖かく美しかったことか。
彼女は著書『モッタイナイで地球は緑になる』のなかで、“木を植える”という小さな行為が、やがて大きな変化をもたらすのだ、と書いている。私たちにはもっともっと知らなければならないことがあるのだろう。そひて、何らかの行動を起こさなければならないのだ、ということを改めて教えられた思いがした。
国連で、日本語の“モッタイナイ”を使って発言したことでも知られる、マータイさんの自叙伝『UNBOWED へこたれない ワンガリ・マータイ自伝』のなかの一節だ。
ケニア生まれの彼女は、1966年アメリカ・ピッツバーグ大学で修士号を、71年にはケニア・ナイロビ大学で、女性では初の生物分析学の博士号を取得したという。77年から「グリーンベルト運動(GBM)」と呼ばれる植林事業に取り組み、2002年にケニアの国会議員に当選、その翌年に環境・天然資源副大臣になった。また、04年にはノーベル平和賞を受賞するなどの輝かしい経歴の持ち主だ。
先日、毎日新聞社招聘で来日していたマータイさんと会う機会があった。
敬虔なクリスチャンのマータイさんは、オーラが光り輝き、周りにいる人すべてに希望の光を与えているようだった。握手した手も笑顔も、なんと暖かく美しかったことか。
彼女は著書『モッタイナイで地球は緑になる』のなかで、“木を植える”という小さな行為が、やがて大きな変化をもたらすのだ、と書いている。私たちにはもっともっと知らなければならないことがあるのだろう。そひて、何らかの行動を起こさなければならないのだ、ということを改めて教えられた思いがした。