古酒・達麿正宗
「これはワインを超えていると感じたのは、繊細な料理との組み合わせの妙によるものと理解しますね。ワインの世界では私のつたない経験の範囲ですが、あそこまで細やかさは得られませんね。日本の食文化の奥深さでしょう」。オリエンタル酵母工業内藤利邦社長は江戸切子のグラスを片手に十四代〝特吟〟の四合瓶を見つめながら静かに語る。そして一言「華やかさがある」。その日供された酒は而今、村祐D、丈径、磯自慢、仁佐衛門、それぞれが相性の良い肴と共に出てくるが、〝古酒・達麿正宗〟には驚かされた。うなぎを茄子で挟んだ天ぷらをモンゴル塩で食すのだが、まさに究極の逸品!相性抜群である。
毎度この欄で取り上げている高円寺のうどん屋「さぬきや」でのひと時、至福の時が静かに流れる。しかしなんとこの店が王様のブランチというテレビ番組で先週紹介されてしまった。こともあろうに若ダンナはスタジオで「冷やしカレーうどん」の実演までしてしまってスタジオ中を絶句させた。さあたまらない、放映当日は開店前から長蛇の列で毎日用意されている百杯のうどんは全て「冷やしカレーうどん」で完売し、閉店したというからテレビは怖い。しばらくは騒々しい店となりそうなので、静観することにしよう。
毎度この欄で取り上げている高円寺のうどん屋「さぬきや」でのひと時、至福の時が静かに流れる。しかしなんとこの店が王様のブランチというテレビ番組で先週紹介されてしまった。こともあろうに若ダンナはスタジオで「冷やしカレーうどん」の実演までしてしまってスタジオ中を絶句させた。さあたまらない、放映当日は開店前から長蛇の列で毎日用意されている百杯のうどんは全て「冷やしカレーうどん」で完売し、閉店したというからテレビは怖い。しばらくは騒々しい店となりそうなので、静観することにしよう。