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コラム 三寒四温

弊社の週刊紙「速報・製パン情報」から、好評の三寒四温をご紹介。
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フード・フランスの続き

 美食への探求は人類にとって永遠の課題でもあるが、土地や風土、そして料理人たちの歴史そのものであり、文化でもあると思われる。素材を知りそれを食する喜び、そして名脇役のパンが花を添える。
 フランス料理といえばトリュフ・キャビア・フォアグラを語らずにはいられない。トリュフでも冬場にしか採れない「白トリュフ」はフレンチでの美食を極めるには最高の食材であろう。イタリア北部のピエモンテ産の白トリュフはグラム小数点以下3桁までの計量による売買といわれる程高価な食材だ。香りがとばないようにオーブンで焼き上げたニョッキの上に薄く削られた一品は、ふわりと立ち上がる白トリュフの香りに身も心も喜びに満ち、口に運んだとたんに口中に広がる香りと美味は至福の時を感じさせてくれるだろう。
 キャビアは、金に糸目をつけずに贅沢三昧の食を楽しむ時のステータスでもあるが、チョウザメの乱獲による出荷停止など、ますます高嶺の花となる傾向にある。
 フォアグラは言わずもがな「フランスの文化遺産」といっても過言では無かろう。一口食せばフォアグラの旨みが口の中で花開き濃厚だがしつこくない絶妙のタイミングで味覚を刺激する。
 今年日本でも実施されるフード・フランスは、これらの食材をふんだんに使用して、フランス料理の楽しみ方を教えてくれるだろう。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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