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コラム 三寒四温

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リトル・コーノ

 シニアプロとして、現在も現役で活躍されている高野高明プロとラウンドする栄誉にさずかった。高野プロは身長百六十四㎝、体重六十㎏と小柄で、リトル・コーノの愛称で親しまれ、一九六九年と翌年の七十年には〝マスターズ〟に出場して十三位、十二位と健闘された。これは日本オープン、日本シリーズの二冠を達成して初の海外遠征であり、日本人としては初の快挙となる。
 スタートホールで高野プロが「さあ行くよ~」と構えた瞬間「アッ」と言う早業のスイングで飛び出したボールはフェアウェイのど真ん中二二〇~二三〇ヤード位だろうか、「今は皆さんが私のボールを超えられるように軽く打ってみました。さあどうぞ」と言われてもついつい〝力〟が入って私のボールは大きくスライスしてバンカーにつかまってしまった。小柄な飛ばし屋としてその異名を誇った早打ちのリトル・コーノは現役時代とそのゴルフスタイルはさほど変わらない。食事の時に聞いてみた。「君、ドライバーが難しいって? ドライバーは一番簡単なクラブだよ。パターは十一㎝のカップに入れるのだから難しいけれど、何十mとある広いフェアウェイに落とすドライバーはさほど難しいとは思えない。練習を積みなさい」。いや~まいりました。
小柄な飛ばし屋として定評があり、マスターズでは四つのホールでイーグルを奪った伝説の人、イーグル男の別名も持つリトル・コーノはビッグ・スギと呼ばれていた杉本英世プロ、安田春雄プロとともに日本のゴルフ界の一時代を築いた功労者でもある。
 来る二〇〇六年四月第三水曜日は、弊社主催の第十回記念コンペとして関東の名門相模原ゴルフ倶楽部で開催するが、始球式はリトル・コーノにお願いしたところ、「日程調整がつけば喜んで参加する」との快諾を得た。現在高野プロはシニアとしても現役を続けながら、NPO法人エバーグリーン・ゴルフプロジェクトの理事としてもご活躍されている。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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