右足の一歩
九月十一日に行われた衆議院選挙で自由民主党が、歴史的大勝利で単独過半数をはるかに上回る二九六議席を獲得した。しかも東京比例区では前代未聞の全員当選した他に、幻の一議席を獲得したが、ドント方式により他党へ議席を割り振られるという〝快挙〟まで小泉劇場は演出してくれた。
選挙前のTVトークショーで、ある政治評論家が「自民党には不満があるが、民主党には不安がある。これが世論でしょう」と単純明快な解説をしていた。以前のこの欄では「真剣になったとしても深刻になってもいけない」とゴルフのプレイに触れた。相対する言葉の意味の違いは我々の日常生活の中に常に溢れている。
右足の一歩が不満の一歩であるならば、左足の一歩は不安への一歩なのか。不満を抱えつつもその道を進むのか、あるいはそれを投げ捨て敢えて不安の道を行くのか。そうではない。道は両足で進むものだ。
今回の総選挙では多くの国民が右足を選び自民党の大勝利に終わった。これが国民が待ち望む真の改革にどう影響してくるか。大きく踏み出した右足の行く末をいまこそ真剣に見据えねばならない。
選挙前のTVトークショーで、ある政治評論家が「自民党には不満があるが、民主党には不安がある。これが世論でしょう」と単純明快な解説をしていた。以前のこの欄では「真剣になったとしても深刻になってもいけない」とゴルフのプレイに触れた。相対する言葉の意味の違いは我々の日常生活の中に常に溢れている。
右足の一歩が不満の一歩であるならば、左足の一歩は不安への一歩なのか。不満を抱えつつもその道を進むのか、あるいはそれを投げ捨て敢えて不安の道を行くのか。そうではない。道は両足で進むものだ。
今回の総選挙では多くの国民が右足を選び自民党の大勝利に終わった。これが国民が待ち望む真の改革にどう影響してくるか。大きく踏み出した右足の行く末をいまこそ真剣に見据えねばならない。