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コラム 三寒四温

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餃子の赤天

 中央線、高円寺駅北口の「純情商店街」を道なりに歩くと早稲田通りに突き当たる手前の右側に「餃子専門店 赤天(あかてん)」がある。知る人ぞ知る手作り餃子の専門店でメニューには”餃子“(210円)”ビール“(380円)これだけだ。店主の高田さんは若かりし頃フジパングループのゴルフ場でツアープロを目指して頑張っていたが挫折。その後一念発起しておじいちゃんが名古屋で細々とやっていた”赤天“の技術を習得、20年前にここ高円寺に店を開いた。一坪の店内の半分が調理場。カウンターを挟んで四人がけの丸椅子。入口付近に持ち帰り用の小さなカウンターがあるだけ。高田さんの出勤は朝の8時、狭い調理場でキャベツ、ニンニク、ニラをきざんで秘伝のタレとひき肉でアンを作る。ここから皮作りとなるのだが、彼のこだわりはここにある。小麦粉が違う、発酵過程が違う、いわゆる生地作りは秘中の秘なのだそうだが、何が違うのか、いくら質問しても”違う、違う“の一点張り。
 さて餃子の味だが、20年前7個で200円。焼いても持ち帰りの生でも200円。外税になってやっと10円値上げして現在は7個210円、注文は二人前から。タレは特製みそダレを辛油、醤油、酢に混ぜて食す。このみそダレがもう一つの”秘中の秘“と相成る。熱々、パリパリ、シコシコ。ホッホッと言いながら食べる焼きたての”赤天“の餃子と良く冷えたビール。夏バテ解消に是非一度食べに行ってみることをお薦めします。ちなみにアラン・デュカス・ジャポンのファブリス・ルノー代表も今では月に一度は友人や奥方を連れて食べに行くそうだ。この餃子、みんなはまるんです。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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