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コラム 三寒四温

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全力相撲

 1月29日、大相撲立浪部屋所属の幕内力士・猛虎浪関の結婚披露宴がホテルニューオータニにて、たにまちや関係者など240余名が日本全国より参集して盛大に挙行された。モンゴル人から日本人に帰化している猛虎浪関、というわけでモンゴル出身のほとんどの力士が出席していた。もちろん大横綱・白鵬関、大関・日馬富士関もそのオーラを会場に放っていた。
  家内は大の大関・魁皇関のファンで、魁皇関を見つけるとすぐにツーショットで記念撮影、次は白鵬関と一緒に撮影するなど「あなたも一緒にどう?」などと遠慮もなくカメラに向かってポーズを決めている。
  私達のテーブルにはモンゴル出身の五月人形のようなキレイな顔立ちの幕内力士・光龍関が同席しての祝宴だ。各テーブルにも関取が同席している。プーンとビンつけ油の香りが鼻を掠める。華やかな雰囲気に樽酒のハイも進む。
  私達は1月場所の5日目に正面土俵下の維持員席をお茶屋さんに都合してもらって観戦したものだが、土俵下から観る相撲は迫力が違う、時に力士が目の前に飛んでくるのだ!猛虎浪も勝ち、その日の取り組では一番多くの声援を受けた魁皇関も勝った。「カ・イ・オー!」のかけ声が館内あちこちから飛ぶ。幕内最古参大関・魁皇関が全力で勝負に挑んだ結果の勝利。15日間を戦いきり勝っても負けても〝全力〟で戦うから千秋楽で流す涙がある。勝ち越したから嬉しいとかでなく、負け越したから悲しいのではない。こんな美しい涙を台無しにする事件は、翌週に各朝刊紙の一面を賑わした。八百長事件の発覚である。その八百長を裏付けるメールのやり取りをした13人の力士の中に結婚式で同テーブルにて酒を酌み交わした光龍関の名があったのが残念でならない。一日も早くこの問題が解決して「国技」の全力相撲を観たいものだ。

弊社社長 菅田耕司のコラム


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