サブイボ
コンビニのレジで釣銭を客に渡す時、右手でつまんだ硬貨を左手で支える仕草はナンダ!?
マニュアル通りの接客?
「勘弁してよ、キモいよ…」
と、中学生の孫娘が言っていました。
ならば私も体験してみましょう。
黒ウーロン茶を1本取り、200円を手にレジに向かうと、いかにも学生アルバイト風の黒縁メガネをかけた店員が小首をかしげ、笑顔満開で
「2円のおつりでございます」
と左手を添えて差し出しました。
ナ、なんなんだ。
私の二の腕にサーッと走るサブイボ(鳥肌)は。
しかも一本だけ異様に伸びている左の腕毛が逆立っているではありませんか。切りたくても切れないでいた愛しい私の一部はこのような働きのために存在していたのですね。
ホワイ、ジャパニーズコンビニ店員!
お釣りだよね?
添えた左手は失策しそうな右手を補っているんだよね?
でなかったらレジには暖房が不可欠だよねー!
マニュアル通りの接客は時に失笑を買うが、ファンを作る。
だからアレンジは許されない…といった所でしょうか。
(ふーん)
コンビニを出ると、街路樹の青葉を抜けた夏日の太陽が体を優しく包んでくれます。いつの間にか“サブイボ”も消え、一本だけ長く伸びた愛しい腕毛が爽やかな初夏の緑風に揺れています。
「そうだ、ホットドッグにしよう!」
突然に訳もなく食べたいランチメニューが思いつくのはなぜなんだろう?
「新タマネギよーし、ケチャップ、マスタードよーし。
ピクルス…? よーし」
家に常備してある食材を頭の中で指差し確認するのがいつもの私の癖なのです。
「ジョンソンヴィルソーセージ1パック6本入り、よーし」
あとはドッグパンだけ買えばいいな、と踵を返して再びコンビニへ。するとさっきのアルバイト店員と目が合ってしまいました。
「サブイボ、出るなよ!」
マニュアル通りの接客?
「勘弁してよ、キモいよ…」
と、中学生の孫娘が言っていました。
ならば私も体験してみましょう。
黒ウーロン茶を1本取り、200円を手にレジに向かうと、いかにも学生アルバイト風の黒縁メガネをかけた店員が小首をかしげ、笑顔満開で
「2円のおつりでございます」
と左手を添えて差し出しました。
ナ、なんなんだ。
私の二の腕にサーッと走るサブイボ(鳥肌)は。
しかも一本だけ異様に伸びている左の腕毛が逆立っているではありませんか。切りたくても切れないでいた愛しい私の一部はこのような働きのために存在していたのですね。
ホワイ、ジャパニーズコンビニ店員!
お釣りだよね?
添えた左手は失策しそうな右手を補っているんだよね?
でなかったらレジには暖房が不可欠だよねー!
マニュアル通りの接客は時に失笑を買うが、ファンを作る。
だからアレンジは許されない…といった所でしょうか。
(ふーん)
コンビニを出ると、街路樹の青葉を抜けた夏日の太陽が体を優しく包んでくれます。いつの間にか“サブイボ”も消え、一本だけ長く伸びた愛しい腕毛が爽やかな初夏の緑風に揺れています。
「そうだ、ホットドッグにしよう!」
突然に訳もなく食べたいランチメニューが思いつくのはなぜなんだろう?
「新タマネギよーし、ケチャップ、マスタードよーし。
ピクルス…? よーし」
家に常備してある食材を頭の中で指差し確認するのがいつもの私の癖なのです。
「ジョンソンヴィルソーセージ1パック6本入り、よーし」
あとはドッグパンだけ買えばいいな、と踵を返して再びコンビニへ。するとさっきのアルバイト店員と目が合ってしまいました。
「サブイボ、出るなよ!」