見極める目
NHK朝の連続テレビ小説で、パティシエの主人公“まれ”が、匿名人気ブロガーのわんここと幼馴染の“いちこ”と対決するくだりです。コンビニで商品化されるのは素人のわんこが作る、安くてそれなりにおいしい99円のケーキなのか、いやいや、ひとつ350円と値段は張るが高級な材料でプロが作る、まれのケーキか、果たして勝者はどちらに!?
結果は接戦の末、安いわんこのケーキが勝利するのですが、食べずに判定するとしたらあなたはどちらに軍配を挙げますか?
「安いケーキは、何か欠点があるんじゃないの?」
「高いケーキはおいしいに決まっているわ」
最近よく耳にする、レジスタントスターチ。
「世界一受けたい授業」というTV番組で「ダイエットの強い味方が現れました!」と紹介されるなど、マスコミに連日取り上げられました。レジスタントスターチを簡単に説明すると…
一度熱を加えたデンプン質は冷めてから
食べると消化されにくい構造に変化して、
小腸で消化吸収されずに大腸まで運ばれて
排出されるのでダイエット効果がある
という事らしいのです。例えば「ポテトサラダのサンドイッチ」は最強のレジスタントスターチだそうです。
近年、グルテンが悪玉扱いされて久しいですね。
“グルテンは脳をはじめ、身体の機能をマヒさせるので摂取を控えよう”
と、一部のマスコミやワイドショーがここがチャンスとばかりに巷の話題を煽ります。
レストランでは「グルテンフリー」のパスタやパンを使った料理を提供して、世の健康フリーク女子たちを喜ばせていますが、実際にはどうでしょう? きな粉やカカオ、最近ではココナッツオイルの効能をTV番組で取り上げるや、翌日にはスーパーの棚からそれらの商品が消えて、通販にいたっては3ヵ月待ちが当たり前となります。しかし3ヵ月待って商品が届き、いざ使い始めようと思う頃には次のブームが流行って大抵の方はその商品を使わずにどこかにしまい込んで、その存在すら忘れている人が多いみたいです。
連ドラのケーキ対決に話を戻しましょう。そのケーキが、正しい値段であるか否かをを決めるのは消費者です。おにぎりやケーキなどレジスタントスターチダイエット生活を続ける事を、そしてグルテンフリー生活に走る事が正しい事なのかどうかを見極めるのも自分自身なのです。
今春、「いつものパンがあなたを殺す」なんて悲しいタイトルの本が出版されましたが、偏った一部のマスコミ報道や出版物に感化されずに、自分で適正商品かつ適正価格なのかを「見極める目」を持つ事が大切なのではないでしょうか。
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結果は接戦の末、安いわんこのケーキが勝利するのですが、食べずに判定するとしたらあなたはどちらに軍配を挙げますか?
「安いケーキは、何か欠点があるんじゃないの?」
「高いケーキはおいしいに決まっているわ」
最近よく耳にする、レジスタントスターチ。
「世界一受けたい授業」というTV番組で「ダイエットの強い味方が現れました!」と紹介されるなど、マスコミに連日取り上げられました。レジスタントスターチを簡単に説明すると…
一度熱を加えたデンプン質は冷めてから
食べると消化されにくい構造に変化して、
小腸で消化吸収されずに大腸まで運ばれて
排出されるのでダイエット効果がある
という事らしいのです。例えば「ポテトサラダのサンドイッチ」は最強のレジスタントスターチだそうです。
近年、グルテンが悪玉扱いされて久しいですね。
“グルテンは脳をはじめ、身体の機能をマヒさせるので摂取を控えよう”
と、一部のマスコミやワイドショーがここがチャンスとばかりに巷の話題を煽ります。
レストランでは「グルテンフリー」のパスタやパンを使った料理を提供して、世の健康フリーク女子たちを喜ばせていますが、実際にはどうでしょう? きな粉やカカオ、最近ではココナッツオイルの効能をTV番組で取り上げるや、翌日にはスーパーの棚からそれらの商品が消えて、通販にいたっては3ヵ月待ちが当たり前となります。しかし3ヵ月待って商品が届き、いざ使い始めようと思う頃には次のブームが流行って大抵の方はその商品を使わずにどこかにしまい込んで、その存在すら忘れている人が多いみたいです。
連ドラのケーキ対決に話を戻しましょう。そのケーキが、正しい値段であるか否かをを決めるのは消費者です。おにぎりやケーキなどレジスタントスターチダイエット生活を続ける事を、そしてグルテンフリー生活に走る事が正しい事なのかどうかを見極めるのも自分自身なのです。
今春、「いつものパンがあなたを殺す」なんて悲しいタイトルの本が出版されましたが、偏った一部のマスコミ報道や出版物に感化されずに、自分で適正商品かつ適正価格なのかを「見極める目」を持つ事が大切なのではないでしょうか。
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