YBC始動!
6月1日号の本コラムで、私が耳にした女子高生4人組のガールズトークが日本全国の“オレオ”ファンに拡散されているようです。
パソコンを開いて見るツイッターには
「オレオとリッツが生産終了した。買いだめしなきゃ」
「別会社に引き継がれて販売されるとか。でも、中国産になるらしい」
(いずれも8月某日ツイート)
といったつぶやきが数多く見られます。そんな折、9月1日から放映している美女4人によるテレビCMが衝撃を与えてくれました。
それは「私たちの会社名が変わりました」から始まる、ヤマザキ ビスケット カ
会社名や商品名が変更になる事は知っていましたが、“いきなり”のお披露目には改めて驚かされた次第です。
「ヤマザキ ナビスコカップ」も「JリーグYBCルヴァンカップ」に名称変更となりました。リッツに変わる「ルヴァン・クラッカー」はルヴァンを用いた四角い形状のクラッカーで新たに誕生しましたが、10月に開催されるYBCルヴァンカップ決勝戦ではおそらく来場客にプレゼントされるでしょう。でも、その前に一日でも早く試食したいものです。また、来年末にはYBCから「New オレオ」も発売されるとか。とても楽しみですね。
ところで“ルヴァン”の名称を日本に広く普及させるきっかけとなったのは、20年近く前に愛工舎製作所が、エリック・カイザー氏の発案によるルヴァンマシーンを世に出したことです。その後、パリから日本へ、そして世界へと広く普及しています。
ピュラトス社のベルギー本社には、「サワー種ライブラリー」が開設され、エリック氏のルヴァン種が第一号として収蔵された事は、弊社取材記事の通りです。
(「日本パン菓子新聞」平成25年11月15日号掲載)
また、リョーユーパンでは10年ほど前に“ルヴァン”という、そのまんまの名称でルヴァン種入りの食パンを発売して、大ヒットとなりました。そして、YBCのクラッカーにも製法は違いますがルヴァン種が使用されています。
今では“ルヴァン”がベーカリーにとって必要不可欠な原材料となった事は、嬉しい限りです。
さて、リッツに代わるルヴァン・クラッカーには何をのせて食べますか、 沢口靖子さん?