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コラム 三寒四温

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恵方巻

2月3日の節分には、小さい頃から豆をまいて鬼は外! 福は内!と、よく遊んだものですね。TVニュースを見ていると、成田山新勝寺では恒例となった大相撲の関取衆や歌舞伎役者らが裃をつけて壇上
から大勢集まった参観客に向かって、大きなマスに入った豆を投げ、それを取ろうと両手を高々と差し伸べている人・人・人。微笑ましいシーンであります。

オヤ、よく見ると豆は小袋に入ったものを投げていますね。そうなんですね、汚さない、汚れない、そして食べられる。気配りに拍手であります。

という訳で、我が家でも家内に向かってその日だけは堂々と「鬼は外!」と大声で袋入りの豆を投げつけられる年に一度だけの楽しい日なのでありますが、あまりしつこくすると、おかんむりになられますのでご注意を。


さて、節分の豆まきが済んだら「恵方巻」を食べるんですよね? 

私はこの商戦というか、しきたりなのか、食べ方や風習をよく理解していませんでしたが、現在では大阪発信で全国区へと波及し、すっかり現代社会の常識として根付いているようです。コンビニの店頭には、おいしそうな太巻寿司の宣伝写真が貼られ、スーパーやデパートのチラシにも恵方巻の予約販売で1本数百円から1万円くらいする高級な太巻が賑わいを競っています。

私、思うんですが、何も恵方巻は寿司の太巻でなくても良いのでは無いでしょうか? ジャムマーガリンのコッペパンを海苔で巻くとか、ロールケーキをクレープで巻くとか、まるごとバナナのスポンジを太巻風にアレンジするとか、いかがでしょう? ベーカリーの皆さん、次回の節分にはバラエティー豊かな“創作恵方巻”で商戦を勝ち抜きませんか。ちなみに私のアイデアは、バゲットの中身をくりぬいてハモンセラーノやプロセスチーズに、クレソン等の野菜をミックスしてバルサミコ酢で軽く味付けをほどこして詰めた恵方巻。くりぬいた中身は巻き簾に全型の海苔を敷いてシャリの代わりに、そこにマスカルポーネを塗り、ハニーをかけて巻き、 180℃の油でさっと揚げます。そば寿司ならぬ「パン寿司恵方巻」。ちょっと挑戦してみませんか?

弊社社長 菅田耕司のコラム


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