バチカン
サミール・アルール前モロッコ王国駐日特命全権大使とはとても親しくお付き合いさせていただいており、弊社の人気コーナー「大使夫人のおもてなし」では大使夫人の唱子さんより世界各国の大使夫人を数多くご紹介していただき、また皇族をはじめ政財界の著名人とともに公邸にお招きいただき、ご家族ぐるみのおつきあいが続いていますこと、感謝に尽きません。
アルール夫妻は2018年の2月にはモロッコへ帰国されるという事で、仲の良い各国の大使から食事に誘われてお忙しい毎日を過ごされている中、私たち夫婦も一緒に誘っていただける栄誉をたびたびいただき、恐縮しています。
最近では12月1日、バチカン市国ローマ法王庁の大使館でのランチに私たちもご招待を受けました。千代田区三番町の閑静な住宅街に佇む大使館、開かれたゲートの先には重厚な石造りの建物。車寄せまでわざわざ出迎えてくださった特命全権大使のジョセフ・チェノットゥ閣下みずからご案内していただきました。フランシスコローマ教皇の写真が飾られた応接室でしばし歓談ののち、リビングルームに案内され、6人でのランチに3名の日本人シスターが厳かに料理をサービスしてくださいました。メニューはサーモンがメインのイタリア料理で、どの皿も素晴らしい。デザートのティラミスはプリンのように柔らかく、品の良い甘さでエスプレッソがおいしくいただけました。
帰りには玄関先で記念撮影、ヴェネツィアン・グラスに入った長崎産テキーラのミニボトルをお土産にいただき素晴らしい一日を過ごせた事は、アルールさん、そしてジョセフ大司教のあたたかいおもてなしとともに生涯忘れえぬ思い出になることでしょう。最後に案内された礼拝堂にて、大司教と共にお祈りできた事も感激でした。
アルールさんはモロッコに戻り国王の外務顧問に就かれるとの事で、ご活躍を期待しております。2018年には家内とモロッコへ行く予定をたてています。ますます元気になられているアルールさんにお会いするのが楽しみです。
そして、ジョセフ大司教からは大使館内で毎日行われているミサにシスターと共に出席する素晴らしい機会もいただきました。カソリックとプロテスタント、教義の違いはあるものの、天の御国はひとつであると改めて実感した次第です。
■☆■☆■☆■☆■☆■☆