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コラム 三寒四温

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高級食パン

暦では “立冬” となる朝に、リビングから遠望する冠雪した富士山。雲ひとつない清々しい青空のもと、朝日に輝いて堂々と佇んでいました。

先週TVのお天気キャスターは、
「秋が深まる中、冬の足音が聞こえてくる今日このごろですが……」という切り口上で登場していましたが、すでに冬を迎えた北国で初雪が舞う映像を眺めつつ、

「今年の冬は寒くなるぞ」ともの思う今朝のつぶやきです。

先週の祝日、家内と二人で人生初となる都電荒川線に乗って巣鴨の「とげぬき地蔵商店街」を訪ねてきました(詳細は次号にて)。噂にたがわぬ賑わいで、さすがは私達ジジ・ババの聖地といった趣です。たくさんの元気なご老人が休日に出店する屋台や骨董品などを並べる露店を楽しみ、TVでよく紹介されている幸運を呼ぶ赤いパンツ専門店は大繁盛しています。1キロにも及ぶ商店街、屋台、露店には寒さを吹き飛ばす活気が感じられました。世代を超えて人気のメロンパン専門店やタピオカミルクティーの店、そして高級を謳う食パン専門店もありました。

高級食パンと言えば、先日、リョーユーパンの北村会長から「菅田さん、うちも高級食パンを始めたんだ。すごく売れてるよ」とお電話をいただき、しばし “高級食パン論” を交わさせていただきました。雨後の筍のごとく “高級” の冠を付けて老舗風の大きな暖簾を掲げ、高価格で販売するこのブームもひところの勢いから比べて落ち着いてきました。

食パンは製パン企業にとっては生命線なのです。食パンが売れれば関連食品メーカーも元気になります。ですから利益追求ファーストで始まった “高級食パンブーム” は食パン普及に一役買っていた事は事実ですが、やはりリテイルも含めて製パン企業各社の多大なる努力によって確立されたブランド食パンに回帰する消費者が多いようです。高級食パンとは、自分で食するものではなく、話題性込みの贈答品として買われていた訳ですから、高値での販売スタイルが行き着く先は想像できますね。
 
そんな中、リョーユーパンの高級食パン『糧友』は2斤で税込み550円!

ネーミングとプライス、もちろん味と三拍子揃えて格好良く登場しました。地道にブランド食パンをつくり続けている製パン企業の背中を “グイッ” と押すこのニュースが、業界の業績アップに向けて弾みになる事が期待できます。


弊社社長 菅田耕司のコラム


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