高齢者講習
今年は運転免許証の更新年です。
先月、12月の誕生日に先立って、「高齢者講習」に行ってきました。70歳以上は必須課程で、内容は交通ルール講習と高齢者に多くみられる視力後退の検査。最後の実技運転まで2時間みっちり受講してきました。
講習は民間の自動車教習所で行われ、実技は教習コースを教官と高齢者4人が同乗して1人あたり10
分間ほど助手席の教官が指示したルートを走行するのですが、結構緊張しました。1人目の方はそつなくゴール。続く2番手の私はというと、バックモニターなしの車庫入れに戦々恐々。窓から身を乗り出すほどに後方確認に万全を期し、慎重にハンドルを切りつつ無事成功しました。停止線前で止まる、ウインカーを出して右・左・前方を注視して慎重に慎重に運転したのはもちろんのこと、普段のように左手をコンソールボックス上に置いて右手だけでハンドルをさばくなんて事はとてもできませんね。ハンドル切り替えも初心にかえって両手をきちんと交差させ、無事終了しました。
ホッとしつつ、次の人の運転に身を任せる訳ですが……。7年ほど運転していない女性とのことで、サイドブレーキをかけたままウインカーも出さずに発進・右折するわ、車庫入れでは左右後方を囲むように立てられたポールに接触しまくり。挙げ句の果てにS字路で脱輪の連続!「この人、更新は無理だろうな」と私を含め同乗の受講者全員が思ったに違いありません。正直、同乗し続けるのが少し怖かったです。最後に修了証が交付されるのですが、問題の女性も交付されていました。この実技講習には更新を抑止する法的効力などは一切ありませんから当然の措置とはいえ、少々複雑な心境ではあります。
講習修了を経てようやく指定の警察署や免許センターで免許証が交付されますが、違反歴やゴールドなど関係なく有効期限は3年になり、さらに75歳以上は認知症検査もあるとのこと。あの女性にもすんなり交付されるのか、あるいは内申書のようなデータが免許センターに送られるのか等々気になりますね(本音を言えば、潔く返納してもらいたいものです)。
緊張の連続でクタクタになって帰宅した自分へのごほうびは大好物のグラニュー糖をたっぷりまぶしたイーストドーナツとチーズケーキにカフェモカ。夕食には千切りキャベツをたっぷり挟んだ分厚いカツサンドとシャンパン。好きな食事で一日を締める、この充実感がたまりません。胃もないのに困ったジジイです。
時が経つのは本当に早く感じる今日このごろです。今年のクリスマスはどう過ごそうか? サンクスギビングデイが過ぎてあっという間に12月、シュトーレンを食べながら、あれこれ思案。 今から楽しみです。