ギャラはおいくら?
換気のために開けていたガラス戸からタンポポの綿毛がひとつ舞い込んできました。自宅14階のベランダから道路を見やれば半袖・マスク姿の若いカップルが手をつないで赤白のツツジが咲き乱れる遊歩道を散歩しています。
さんざめく陽射しが降り注ぎ、何とも清々しいステイウイーク明けの5月6日。TVをつけていないと平和な日常そのものであります。
ステイウイークの始めに素敵なニュースがありました。「コロナ」という名の少年がいじめられているのを知った俳優のトム・ハンクスさんが、自身の愛用するコロナ社製のタイプライターで手紙を打ち、そのタイプライターと一緒にプレゼントし励ましたという、心あたたまるエピソードです。
このような「コロナ」で良い話は嬉しいですね。医療従事者に感謝の意を表すブルーライトや拍手(フライデーオペレーション)といったアクションに、絆の深まりを感じます。厳しい状況が続く中での明るいニュースや出来事には笑顔がこぼれます。
ステイホーム中の楽しみのひとつはTV各局がしのぎを削る春の新ドラマなのですが、軒並み延期となり残念ですね。番組表を見ると往年の人気ドラマを各局で再放送して穴を埋めています。そしてニュースやワイドショーはといえば、変わらぬコメンテーターとMCが政府批判を繰り返しています。新型コロナウイルスの収束に向けて政府は生活習慣上の留意点を発表しましたが、もはや反面教師じみたバラエティー番組に成り果てたニュースショーのMCとコメンテーターの言動は一方的な批判に終始し、視聴者を洗脳しにかかっているかのような傍若無人ぶり。
「営業自粛で売上が落ちて家賃が払えない人達に政府はもっと手厚い補償をすべき!」などと声高にアピールし、「我々国民にはスーパーの買い物にはひとりで行けと言いながら、SP二人を伴って視察した西村康稔経済再生担当大臣は何なんだ!」と訳の分からないコメントを重ねる出演者様のギャラは、おいくらなのでしょうか? 報道とは、私感を主張することではなく、事実をフェアに伝えることではないでしょうか。
私達が今できる事は政府発表の生活様式をなるべく守り、一日も早く普段通りの生活に戻るための地道な心がけだと思います。
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