不合理
緊急事態宣言解除の後は、一転して「まん延防止等重点措置」の適用開始。何やらドタバタ劇を見せられているかのような昨今の日常は、「自分本位」な多数の国民性と慎重すぎる政府の指針という歯車が噛み合わない状況に加えて、世界でのワクチン争奪戦にも問題があるようです。
手配はしたもののワクチン到着の予定が明確ではない。しかし摂取時期やその方法といった情報ばかりが錯綜し、世の不安を高めているのが実状であります。
新年度となる4月に入るとスポーツ界から明るいニュースが次々と報じられ、コロナ禍の中でも私達を元気に導いてくれます。大相撲では、不屈の努力で優勝を飾り大関に昇進した照ノ富士関への賛辞が集まりました。そしてゴルフ界ではなんと松山英樹選手が全米マスターズで優勝を飾りました! 日本人初の4大タイトル獲得、そしてアジア初のマスターズ制覇です。そして忘れてはいけない、フレッシュな新風も吹きましたね。マスターズの前哨戦となるナショナル女子アマチュア大会で17歳の高校生・梶谷翼さんが日本人初となる優勝を飾りました。
MLBでは右肘手術という逆境を経たアストロズの二刀流、大谷翔平選手の好調ぶり。連日の「ビッグフライ・オオタニサーン!」は頼もしい限りです。
そして競泳界では白血病からカムバックし、見事オリンピック400メートルメドレーリレーの代表入りを果たした池江璃花子選手。レース後インタビューでの涙にはもらい泣きしてしまいました。
聖書の教えに「命の道」があります。「試練や困難、苦しみ悲しみ、問題課題は解決し乗り越えるための尊き言葉が与えられる」。まさにすべての人間は不屈の精神で乗り切る覚悟を持ってすれば「成せば成る」ということなのかもしれません。諦めてはいけない、危機の時こそ挑戦すべし、という生き方をヒーロー達からも教えられました。
コロナ禍に乗じるかのような不合理な問題が世界各地で起こっています。しかし、すべての不合理な事案にも正義があるのだと私は祈ります。
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